2014年8月6日13:26公開 / 2014年8月7日01:43更新

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ソフトバンク子会社の米スプリント、T-モバイル買収を断念

ソフトバンク、スプリント、T-モバイル


 
ソフトバンク子会社で米通信大手スプリントは、かねてより進めていたT-モバイル買収を断念した模様とウォールストリート・ジャーナルが報じています。両社間が買収に合意との報道があったものの、規制当局が買収に難色を示していることが影響したようです。

スプリント、T-モバイル買収を断念

ソフトバンクの子会社で、アメリカで3位の携帯電話加入者規模を持つスプリントによる、同じく4位のT-モバイルの買収に向けた交渉は昨年12月に報じられて明らかになりました。
 
今年7月、スプリントとT-モバイル間で買収について合意が得られ、約4兆円の大型買収になると報じられていました。買収が成立すれば、上位のベライゾンとAT&Tの「2強」とスプリント、T-モバイルの「2弱」と言われた業界地図が「3強」に変貌することとなり、注目を集めていました。

当局が否定的姿勢、米携帯業界の再編ならず

かねてより、アメリカの規制当局は現在の業界の競争バランスに満足しており、競争バランスの変化を好まないため、買収に否定的な姿勢と伝えられていましたが、さすがの孫社長も当局の姿勢を変化させるのは困難と判断したということでしょうか。
 
T-モバイル買収については、衛星放送のディッシュ・ネットワークのほかフランスのイリアドも関心を示しており、この場合業界のプレーヤー数に変化がないことから、スプリント買収に比べて当局の認可を受けやすいと見られています。
 
 
参照元:The Wall Street Journal
執 筆:hato

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iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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