スマホ人口が40億人に到達〜世界人口の半数

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調査会社Strategy Analyticsの新たな報告書によれば、スマートフォンを利用する人の数が40億人に達したとのことです。世界人口80億人の半数がスマホを手にした計算になります。

スマホ人口は10年以内に30億人増

Strategy Analyticsのエグゼクティブ・ディレクターを務めるニール・モーストン氏は、今回のマイルストーンについて次のようにコメントしています。
 

今や人類の半分がスマートフォンを所有しています。スマートフォンは、史上最も成功したコンピュータと言えます。現在、スマートフォンは、カリフォルニアの都市部から中国の郊外、アフリカの農村部まで、世界中で40億人もの人々に利用されています。消費者や労働者は、インターネットに接続されたコンピュータをポケットに入れておくことの利便性、実用性、安全性を高く評価しています。スマートフォンは日常生活に欠かせないツールとなっており、2030年には全世界で50億人が利用するようになると予測しています。

 
今回の報告書が正しければ、2012年に10億人だったスマホ人口は、2021年6月に39億人まで伸びたことになります。
 

最初にスマホが発売されたのは1994年

世界で最初のスマートフォンは、IBMが設計開発し、三菱電機が製造していたハンドヘルドタッチスクリーン携帯電話・PDAであるIBM Simon(1994年)とされています。
 
IBM Simonは4.5インチ×1.4インチのモノクロ液晶を搭載し、画面解像度は293×160、タッチやスタイラスにも対応していました。CPUはVadem製の16ビットx86互換機で、クロックスピードは16Hz、ROMは1MB、RAMは1MBでした。価格は900ドルと、最近のフラッグシップ機と変わらない高額なものでした。
 
そしてもちろん、スマホをメインストリームとした初代iPhoneの存在を忘れるわけにはいきません。
 
2021年現在、スマホには18GBのRAMや512GBのストレージ、信じられないようなズーム機能を搭載した高解像度カメラや、息を呑むような高精細のディスプレイが搭載されています。
 
 
Source:Strategy Analytics via XDA Developers
Photo:ajay_suresh/Flickr
(lexi)

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