2014年7月27日11:02公開 / 2014年7月27日11:09更新

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中国ではiPhoneが人気!iPhone6の発売と中国メーカーに脅かされるSamsungの苦境

iPhone;Samsung;苦境


中国でiPhoneが発売されてから、その販売台数はかなりのペースで伸びているということは以前お伝えした通りですが、どうやら中国でのiPhone人気は、ライバルSamsung苦境に追いやっているようです。
 
特に、今年9月頃の発売を噂されているiPhone6の発売は、その状況にさらなる拍車をかけるかもしれません。

中国における携帯各社の現状

Appleが2014年7月22日に発表した、第3四半期決算では、iPhoneの中国における販売台数が、アナリストが予想していたペースの約2倍で伸びていることが明らかになったばかりです。この現状について、ティム・クック最高経営責任者は「正直言って中国は驚きだった。強い数字だろうとは思っていたが、われわれが考えていた以上だった」と語っています。
 
中国移動(チャイナモバイル)が4Gサービスを開始したのは今年2月からで、同サービスの契約者は2月末時点では130万人でしたが、6月には約1400万人まで膨れ上がったといいます。奚国華会長は3月に受けた取材の中で、4G利用者134万人のほとんどはiPhoneを使っていると明かしていますので、6月時点でもその傾向が大幅に変わっていることは考えられず、いかに大きなスケールでiPhone出荷台数が動いたかが分かります。
 
その一方で、Samsung苦境に陥っています。その背景として、Samsungが争いをかけている低価格帯市場において、中国現地メーカー各社がかなりの勢いで成長していることがあります。
 
Samsungは8日、低価格機種の在庫積み増しと中国での3G端末の需要が低迷していることを理由に、第2四半期の営業利益が前年比約75%程度に留まる可能性があることを明らかにしました。
 
これまで、消費者の需要の移り変わりが早い携帯電話業界では、Appleの高価格商品中心のラインナップと、その品種の少なさは他社との競争に不利であるという予想がされてきましたが、中国市場においては見事にその予想を覆しているようです。

中国の消費者はまだiPhone6を待っている

これほどiPhoneの販売が好調になると、9月に発売が予想されるiPhone6の初動に影響が出そうですが、どうやら実情は異なるようです。
 
ガートナーのルー氏は、「大きな画面を望む相対的主流とも言える消費者層はまだiPhone6を待っている」としており、「iPhone6が発売されれば、Samsungのような高級ブランドへの影響はさらに大きなものになる」と語っています。
 
同報道では、Appleは中国市場における勢いの維持、加速に自信を見せており、その背景には中国移動との関係性と、約15万人とも言われる、中国人プログラマーの存在があるとしています。中国におけるAppleとSamsungの戦いからはまだまだ目が話せませんね!
 
参照元:reuturs
執筆:クロス

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著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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