次期iPhone6、4.7インチはいよいよ来週から量産開始、5.5インチは8月中旬
アップルのサプライヤーパートナーであるFoxconnは、次期iPhone6の4.7インチモデルを今月の第3週から量産を開始するようです。一方で遅れが予想されている5.5インチモデルは、8月第2週から製造が開始される模様だと台湾のEconomic Daily Newsが伝えています。なお、情報源は明らかにされていません。
中国商務部もFoxconnの10万人採用にコメント
また、Foxconnがアップルの次期iPhone6の製造のために100,000人の従業員を採用したと中国河南省商務部がコメントを発表したと報じており、このニュースは先月にもロイターにより伝えられていました。
Economic Daily NewsはFoxconnだけでなく、同じくアップルの製造組立サプライヤーであるPegatronもiPhone6のために10,000人の従業員を採用する準備をしていると報じています。
Foxbotの活用は限定的
Foxconnは大量の従業員の採用に合わせて、iPhoneの組立製造ラインにFoxbotと呼ばれる作業を自動化するロボットを導入するようですが、担当するのはネジを締めたり、パーツを磨いたりするような判断を必要としない業務に限られるようです。
アップルは次期iPhone6を今年終わりまでにはリリースすると思われますが、ファブレットとも呼ばれる画面がより大きな5.5インチモデルは、製造の歩留まりの悪さから遅れるのではないかと懸念されています。
製造開始に差がある5.5インチモデルは同時リリースか?
今回の報道で4.7インチと5.5インチで製造開始が約1カ月違うことから、アップルは2つのモデルを同時にリリースしないのか、あるいは5.5インチモデルへのニーズが4.7インチモデルよりも少ないと予想しているのかはっきりしません。
最新の予想では、次期iPhone6のリリースは9月19日(金)あるいは25日(木)といわれていますが、2つのモデルが同時にリリースされるかどうかはわかりません。
KGI証券のアナリストMing-Chi Kuo氏は、先週発行した最新の投資家向けのレポートで、次期iPhone6のインセルタッチパネルと本体ケースの着色工程に問題があり、特にディスプレイが大きな5.5インチモデルに顕著で、リリースが来年にずれ込む可能性があると指摘しています。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス