2014年7月9日00:20公開

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「人口カバー率」の基準が変わる!500m四方のメッシュで測定へ

「人口カバー率」の基準が変わる!500m四方のメッシュで測定へ


 
広告でよく目にする携帯電話の「人口カバー率」の算定方法の基準が、全国を500m四方で区切ったメッシュの半分を満たすかどうかに変更されます。キャリアによっては「人口カバー率」の表現を見直す必要が出てくるかもしれません。

今後は500m四方のメッシュが基準に

電気通信サービス向上推進協議会は7月8日に「電気通信サービスの広告表示に関する自主基準及びガイドライン」の改訂版を公表しました。
 
新ガイドラインは、携帯電話など移動体通信サービスの提供エリア算出方式を変更するとともに、広告などで通信エリアが他社より優れていると主張する場合はその根拠を明示して消費者の誤認を招かないようにすることを求めています。
 
人口カバー率」の表記は、全国を500メートル四方に区切ったメッシュのうち、半分以上がカバーされていればそのエリアは「100%」となり、半分未満であれば「0%」とみなされます。
 
以前は、市町村の役所・役場がカバーされていれば、その自治体はサービスエリア内と扱われていたこともあり、地方部ではユーザーの実感に合わない部分がありました。今回の改定により、「人口カバー率」がより実情を反映したものになることが期待できます。

基準の明確化はユーザーにメリット

今回のガイドライン改定により、各社が広告でアピールする「人口カバー率」の表現が変わるかもしれません。ユーザーにとっては、自分が住むエリアで十分な電波状況や通信速度が確保できることが重要であり、携帯キャリア選択時の大きなポイントとなります。
 
今後、携帯電話に「クーリングオフ」制度が導入される動きもありますが、ユーザーとしては今回のガイドライン改定とあわせ、歓迎できる流れと言えそうです。
 
 
参照元:電気通信サービス向上推進協議会ケータイWatch
執 筆:hato

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iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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