便利!アップル、位置情報に応じiPhoneのセキュリティや設定を自動変更可能な技術の特許を出願
アップルが、iPhoneなどの端末が取得した位置情報をもとにセキュリティ設定を変更できる技術の特許を出願していたことが明らかになりました。この技術により、自宅では簡単にロック解除ができ、外出先ではセキュリティを優先するといった使い方が可能になります。iPhoneの利用がより便利に、安全になりそうです。
自宅では簡単に操作、外出先ではセキュリティレベルを上げる
アップルが取得した特許は、iPhoneなどがGPSやWi-Fiネットワークで位置情報を検知し、場所に応じたセキュリティレベルとプロファイルを自動で設定する技術です。2012年12月に出願され、米国特許商標局が2014年7月3日に公開しました。
自宅にいる時は簡単にiPhoneのロックを解除できるように設定し、外出先ではTouch IDを必須にする、といった使い分けが簡単にできます。接続されたネットワークに応じて設定を変更することもでき、公衆無線LANに接続する時はセキュリティレベルを上げることもできます。
iPhoneから家電製品を音声コントロールできるiOS8の新機能「HomeKit」とも親和性が高く、ユーザーに利便性と安心を与える技術と言えそうです。
位置情報に応じてホーム画面の配置も変更可能に
位置情報によって、ホーム画面のアイコンの配置を変えることもできるので、自宅ではゲームや動画再生アプリを、職場ではビジネスに使うアプリをホーム画面に並べるといった変更を自動で切り替えできます。「CarPlay」を使ってクルマに接続している間は音楽再生や緊急通報を優先的に使えるよう設定することも可能です。
アップルは既に、GPSを使わずにWi-Fiだけで正確な位置情報を把握する技術の特許を取得しています。これらの特許技術が世に出るかどうかは不明ですが、今回公表された技術と組み合わせられれば、iPhoneを安心して利用できるようになりそうです。
参照元:Apple Insider、米国特許商標局
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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