イギリスでのGalaxy S5の発売直後の売上、失敗だったiPhone5cよりも少ない
イギリスでもSamsungのフラッグシップモデルであるGalaxy S5が最近発売され、多くのiPhoneユーザーが乗り換えるのではないかと思われていましたが、発売後1カ月間では、iPhone5sだけでなく、失敗ともいわれているiPhone5cよりもGalaxy S5の売上が少なかったという調査結果が発表されました。
Galaxy S5ユーザーの17%がiPhoneからスイッチ
今回の発表は、Kantar Worldpanelがイギリスでの5月のスマートフォン売上調査結果として公表したものですが、Samsungの新しいGalaxy S5は、確かに旧機種のiPhoneユーザーを取り込んでおり、調査結果では新しくGalaxy S5を購入したユーザーの17%がiPhoneユーザーでした。
購入理由の最も多いのが「大画面」
しかし、この数字だけでアップルの心配をする必要はないようです。Kantar WorldpanelのDominic Sunnebo氏は、今回の調査ではGalaxy S5を購入した最も多い理由が、大きな画面サイズであり、今年9月にアップルが大画面ディスプレイを搭載した次期iPhone6をリリースすれば状況は変わるでしょうと述べています。
アップルが今年9月にリリースが予想されている次期iPhone6は、4.7インチと5.5インチのディスプレイを搭載すると思われ、いわゆる「ファブレット」と呼ばれるカテゴリーの製品になるといわれています。
現在のところ、このファブレットのカテゴリーに分類される製品はアップルにはなく、SamsungのGalaxy S5などが該当し優位に立っているのですが、アップルがファブレットに属する製品をリリースすることでマーケットには非常に大きなインパクトがあると思われています。
アメリカではSamsungが売上シェアで優位に
一方、アメリカでのGalaxy S5の売上はiPhone5cを上回っていますが、iPhone5sには及びません。ただし、モバイル端末全体の売上シェアを比較すると、Samsungが36.8%、アップルが32.5%とSamsungが優位に立っています。
参照元 : Cult of Mac
執 筆 : リンゴバックス