Apple、上級者向け写真編集ソフトウェアApertureの開発を中止

新しい写真ソフトウェア
Appleは現地時間27日、新しい写真編集アプリケーション「Photos for OS X」および「iCloud Photo Library」の導入に伴い、プロ仕様の写真編集アプリ「Aperture」の開発を中止すると発表しました。
写真はすべてiCloudで管理、編集
AppleがThe Loopに提供した文書では「新しい写真アプリとiCloud Photo Libraryの導入で、すべての写真を安全にiCloudに保管し、どこからでもアクセスできるようになるため、新たなApertureの開発が不要になる。来年Photos for OS Xが出荷されれば、ユーザーは既存のApertureライブラリをPhotos for OS Xへ移行させることができる」と説明されています。
また新たな写真アプリはiPhotoも置き換えることになり、ひとつの端末で行った写真編集作業の続きを、別の端末で行うといったことが可能になります。
多くのユーザーは「失望」
今回のAperture開発中止の発表は、プロ並みの編集機能を愛用してきた多くのユーザーを失望させています。現時点では、新しい写真アプリの機能の詳細は不明ですが、これまでApertureで提供されてきたプロレベルではないというのが、一般的な見方のようです。
実際Appleの発表を受け、Adobeが、Apertureの競合製品である同社の「Lightroom」への乗り換えを、Apertureユーザーに呼びかけています。
ただしApertureの最新版が79.98ドル(約8,100円)であるのに対し、LightroomとPhotoshop CCを使用するための費用は月々9.99ドル(約1,000円)かかってしまいます。
「Logic Pro」と「Final Cut Pro」の開発は継続
そのほか、音楽制作ソフト「Logic Pro」と映像編集ソフト「Final Cut Pro」については今後も開発が継続されるとのことです。
参照元: The Loop、Apple Insider
執 筆: lunatic
iPhone Mania編集部
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