Apple、2020年第4四半期に市場シェアでSamsungを上回り世界一に

iphone12 mini
 
Appleは、2020年第4四半期(10月〜12月)にスマホ市場のシェアでSamsungを凌駕し、世界一となったことがGartnerの調査で明らかになりました。Gartnerのデータによれば、AppleがSamsungに打ち勝ったのは2016年以来初であるとのことです。

Samsungのシェアは11.8%減

Appleは2020年10月〜12月期、8,000万台のiPhoneを販売したと調査会社Gartnerが報告しています。「5G対応とカメラの機能の改善が、顧客のiPhone12モデルへのアップグレードを促した」とGartnerのシニア・リサーチ・ディレクターのアンシュル・グプタ氏はコメントしています。
 
前年同四半期と比べて、Appleは2020年第4四半期に1,000万台多くのiPhoneを販売しており、対前年同期比で15%増、シェアでは20.8%を獲得し、トップベンダーとなりました。一方、Appleの最大のライバルであるSamsungのシェアは17.3%から16.2%へと下落しており、同四半期の販売台数は1年前と比べて800万台少なくなっています。
 

アップグレードのスーパーサイクルが訪れた?

GartnerでApple専門で調査を行うアネッテ・ジマーマン氏は、Appleの大幅市場シェア増を「アップグレード・スーパーサイクル」と呼んでいます。Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)も、同社2021年第1四半期(2020年10月〜12月)はこれまでで最大のiPhoneのアップグレードが観測されたと述べています。
 
2021年のトレンドとしては、ローエンドの5Gスマホが鍵となり、売上の低迷が報じられているものの、比較的廉価なiPhone12 miniが今後も重要な役割を果たすとGartnerは見ています。今年発売が予想されているiPhone13シリーズにも“mini”モデルがラインナップに含まれる見通し、と噂されています。
 
 
Source:Financial Times via MacRumors
Photo:Apple
(lexi)

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