ハーバード大、iPhoneで写真の香りを伝送する機器を開発し2015年4月発売!
美味しい食事の感動を伝えるのに、iPhoneで写真を送るだけでなく、香りも伝えられる時代が来ました。ハーバード大学教授のDavid Edwards氏と研究グループは、iPhone用アプリを使って香りを伝送できる「oPhone DUO」を開発し、2015年4月の市販に向けてクラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募っています。
iPhoneで香りを伝えるアプリ
「oPhone DUO」の使い方は、専用iPhoneアプリ「oSnap」で撮った写真に香りをタグ付けします。1枚の写真には8種類までの香りをタグ付け可能で、コーヒーの香りやステーキのジューシーな香りなど、複雑な香りも再現可能となっています。
写真を受信すると、「oPhone DUO」にセットされた「oChip」というカートリッジから香りが放出されます。1本の「oChip」には4種類の香りが入っており、「oPhone DUO」には8つの「oChip」がセットできるため、ベースとなる32種類の香りを同時に放出できます。「oChip」にはさまざまな香りのシリーズがあり、この組み合わせにより、「oPhone DUO」では30万種類以上の香りを出すことができます。
これまでメールで送っていた料理の写真に、香りが添付されることとなります。
149ドル(送料込)で2015年4月に配送
Indiegogoでは、2014年7月末までに15万ドル(約1,500万円)の資金調達を目標に出資を受け付けており、記事執筆時点では約8,900ドル(約89万円)が集まっています。
149ドル(約15,000円)の出資で、2015年4月に「oPhone DUO」が配送される送料込のプランが一番人気となっており、市販予定価格の199ドル(約20,000円)から割引価格で入手が可能です。このほか、香りのカートリッジ「oChip」のシリーズが充実したプランなどが用意されています。
将来はSNSでの写真シェアも香り付きになるかも?
6月17日、ニューヨーク市の自然史博物館で「oPhone DUO」の発表会が行われ、パリから送られた香りをニューヨークで再現するデモも披露されました。7月からは、自然史博物館での展示も開始されるとのことです。

開発者のハーバード大学Edwards教授
昨年秋、iPhoneに香りのカートリッジを接続して楽しむアクセサリーが発売されて話題になりました。「oPhone DUO」は、相手が「oPhone DUO」を持っていれば、さまざまな香りを伝えることができ、香りを通したコミュニケーションが可能となります。今後、普及が進めばFacebookなどのSNSでアップされる料理の写真から香りを感じることもできるかもしれません。
参照元:Mashable、Indiegogo
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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