スマホQRコード決済の利用経験率は47.4%、利用率トップは「PayPay」

PayPay
 
MMD研究所は1月20日、「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」の結果を発表しました。QRコード決済の認知率は93.9%、利用経験率は47.4%でした。「PayPay」が利用率、利用検討率ともにトップに立っています。

普段のスマホ決済利用率は41.2%、前回調査から上昇

「2021年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」は、2021年1月1日〜4日に18歳~69歳の男女を対象にインターネットで実施され、45,000人から有効回答を得ています。
 
調査結果は、アンケート回答数を人口構成比に合わせるためのウエイトバック集計処理を行なっています。
 
普段の支払いで利用している支払い方法(複数回答可)のトップ3は、「現金」が90.8%、「クレジットカード」73.3%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(以下スマホ決済)」41.2%の順でした。
 

 
過去3回の推移のうち、前回調査(2020年7月)と比較すると、「スマホ決済」の増加幅が最も大きく、利用率が3.4ポイント上昇しています。
 

 

QRコード決済の利用経験率は47.4%

QRコード決済の認知・利用状況を尋ねると、最も多かった回答は「現在利用している」の33.3%でした。
 
以下、「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない」19.6%、「言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」14.6%などと続いています。
 

 
認知〜利用までの行動を把握するための「ファネル分析」で見ると、「認知」は93.9%、「内容理解」は71.5%、「利用経験」は47.4%でした。
 
2020年7月の調査と比較すると、「認知」はほぼ横ばい、「内容理解」は2.9ポイント上昇、「利用経験」は4.1ポイント上昇しています。
 

 

利用しているサービス、トップはPayPay

QRコード決済の利用者に、最も利用しているQRコード決済サービスを聞いたところ、最多は「PayPay」の43.1%でした。
 
2位以下は「d払い」18.2%、「楽天ペイ」15.4%、「au PAY」12.1%などと続いています。前回調査で3位だった「d払い」(前回13.4%)が2位にランクアップしています。
 

 
最も利用しているQRコードサービスについて、利用開始時期を尋ねた結果が以下のグラフです。
 
最も多いのは「2020年1月~6月」の16.5%で、以下「2019年7月~12月」16.3%、「2019年1月~6月」13.9%などと続いています。最近1年以内(2020年1月以降)の利用開始者の割合は、31.4%でした。
 

 

利用検討しているサービスもPayPayがトップ

QRコード決済の利用を検討している回答者(n=4,958)が、最も利用を検討しているサービスは「PayPay」が20.2%でトップ、以下「楽天ペイ」18.7%、「d払い」16.2%、「au PAY」11.9%などと続いています。
 

 
 
Source:MMD研究所
Photo:PayPay
(hato)

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