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2014年6月17日 09時15分

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ジョナサン・アイブ氏、クックCEOとAppleについて語る~新素材への取り組みも示唆

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New York Timesが、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)のインタビュー記事をまとめるため、複数の関係者に取材を行いました。そのなかで、インダストリアルデザイングループ担当、上級副社長ジョナサン・アイブ氏に行ったインタビューを、別記事としてまとめています。ここでは一部を抜粋しました。
 
問:ティム・クック氏のもとでのイノベーションカルチャーとはどのようなものですか?変わったとすれば、どのように変わりましたか?
 
アイブ氏:Appleでのイノベーションは常に団体競技です。いくつもの小さなグループが一緒に働いているところでは常にそうなります。インダストリアルデザインチームは非常に小さなチームです。私たちは15年から20年、一緒に仕事をしています。
 
クリエイティブチームが小規模で、非常に的が絞られたものだというのは、よくある話です。基本的な特性のひとつは、探究心と好奇心が強いということでしょう。こうした特性や特質はまったく変わっていません。
 
私がしていることについてですが、必ずしもものづくりが最終目標になっているわけではありません。ものを作るのと、ものに対し求めていくのはほぼ同意義です。デザインすることと作ることを切り離すことはできません。
 
これはスティーブの遺産でもあります。Appleのカルチャーの根底には、デザイン、開発、ものづくりに対するこうした理解と感覚があります。形、素材、プロセスは絡み合い、完全につながっています。金属やプラスチックなどの特定の素材を理解しない限り、その素材にあった形のものを開発することはできないのです。(略)
 
私は非常に難易度が高く、クリエイティブな分野でこの15年から20年にわたって仕事をしてきました。未来のもの、これまで手をつけたことのない素材についてぜひ語りたいです。ここ数年ずっとこの素材に取り組んでいます。ティムはこれらの新たな領域、新素材の推進に、根本から関わっています。(略)

トップがかわってもAppleのカルチャーは変わらない

問:最近になってソフトウェアインタフェースデザインのリーダーシップを任せられたわけですが、これによってデザインプロセスは変わりましたか?
 
アイブ氏:ユーザーインタフェースに関しては、ある種のリーダーシップをとっています。ただユーザーインタフェースチームとの仕事の関わり方は同じです。クリエイティブコミュニティはとても小規模で、非常に緊密なため、変化はあるでしょうが、みなさんが思っているほど劇的な変化ではありません。(略)
 
問:クック氏と一緒に仕事をするのはどのような感じですか?彼のリーダーシップの例を挙げてください。
 
アイブ氏:平均して週に3回は会っています。彼のオフィスで会議することもあれば、デザインスタジオで行う場合もあります。(中略)
 
ティムとは20年ほど一緒に働いてきましたが、常に尊敬しているのは、何かに気づいたとき、それを理解するために熟考するところです。ゆっくり時間をかけるのです。(略)

よい製品を開発することだけに集中

問:投資家やファンが次の新製品についてわいわい騒ぎ立てるのを聞くのは、大変ではないですか?
 
アイブ氏:われわれ全員が大変な思いをしています。スティーブも苦労しましたし、ティムも苦労しています。(略)われわれと競合他社が異なるのは、われわれは製品と、よい製品を開発することだけに集中していることです。
 
正直、何も変わっていないと思います。人々はわれわれがiPhoneに取り組んでいたときも同じように思っていましたから。iPhoneはほぼ無視されました。iPodも無視されました。iPadは単なる大きなiPodだといわれました。
 
私のフォーカスは非常に狭いです。製品のデザインと開発以外に話す権限は持っていません。過去20年を振り返ってみてもわかりますが、非常に大変なことに取り組んでいるとき、それが成功するかどうかなどわからないのですから。(略)
  
参照元: New York Times
執 筆: lunatic

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