2021年こそ日本で利用可能になるか〜AWの心電図機能で19日間記録してみた

心電図APp
 
Apple WatchのSeries 4以降には電子式心拍数センサーが内蔵されており、心電図アプリと組み合わせることで心電図を計測できます。しかし現時点では、日本ではまだ心電図を計測することはできません
 
改めて、心電図アプリでどのように計測するのか、記録はどう蓄積されるのかを、米国在住の筆者が試してみました。日本語を使っているので、日本で利用可能になった時にどのように表示されるのかの参考になると思います。

心電図アプリで計測

Apple Watchで心電図を測定するには、まずApple Watchで心電図アプリを開きます。
 
アプリを立ち上げたら、腕を机などの上に置き、Watchを装着していないほうの手の指をDigital Crownに当て、30秒間待ちます。筆者は左腕にWatchを装着しているので、右手の人差指を当てて測定しました。
 
測定が終了すると、下のような画面がApple Watchに表示されます。同時にiPhoneが鳴り、測定が終了したことを知らせる通知がポップアップします。そのポップアップをタップすると、今記録したばかりの結果の画面に飛びます。
 

 
心電図の結果はデータとして蓄積されます。結果はiPhoneのヘルスケアアプリから見ることができます。

19日間記録してみた

筆者は12月4日から19日間、心電図を記録しました。記録し忘れた日もあるため、最終日は12月30日となっています。新しいデータが上に表示されています。
 

 
幸い筆者は心臓に問題がないため、すべて「洞調律」となっていますが、何か問題があると「心房細動」「低心拍数および高心拍数」「判定不能」「記録状態が良好でない」の項目に記録されます。
 

 
また記録をとった日をカレンダーで表示することもできます。赤い丸がついた日が記録を取った日です。
 

 
日々の心電図データは、それぞれPDFとして書き出すこともできます。ただしPDF化できるのは1日分のみで、数日分をまとめて書き出すことはできません。
 


 
下の画像は書き出したPDFです。左上に筆者の名前、生年月日、年齢が記されています。また画像では少し見にくいですが、一番下には「iOS 14.3、watchOS 7.2、Watch6,1」と、記録に使用されているiPhoneとApple Watchが搭載するOS名、および使われているApple Watch Series 6のモデル(Series 6)が記されています。
 

 
今回掲載した画像からもわかるように、日本語の表示は完成しており、いつ対応してもすぐに利用できるようになっています。2021年中には日本でも心電図アプリが利用可能になることに期待したいと思います。
 
 
(lunatic)

モバイルバージョンを終了