2014年6月8日01:28公開
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アップルの新しいiCloud Driveは従来サービスより低価格で提供
アップルがWWDCで発表したiCloud Driveは、これまでのiCloudサービスを一新し、Dropbox、Google Drive、Box.comなどと同様の機能をiPhoneユーザーにも、Macユーザーにも安価に提供することになるようです。
クラウド上にデータを保存するというサービスは物理的な製品があるわけではないので、少し分かりにくいサービスではあるのですが、ブランドロイヤルティーが強く働く分野でもあり、競合他社のサービスに比べアップルにとってはサービスを提供しやすい状況にあります。
今回一新されたiCloud Driveでは一般のユーザーはもちろんですが、開発者にとっても非常にコストパフォーマンスが高く、競合するDropboxやGoogle Driveとの比較でも大容量のストレージを利用するユーザーには大きなメリットがあります。

新しいiCloudの容量プランでは初期に無料で提供されるプランはこれまでと同じ5GBで変更はありませんが、容量をアップグレードした場合の利用料はこれまでのプランとは大きく異なります。例えば、これまで20GBの場合には年間40ドル(約4,100円)でしたが、新しいプランでは年間11.88ドル(約1,200円)となっています。また、200GBの場合には年間47.88ドル(約4,900円)と非常に安価に設定されていて、競合するDropboxで利用した場合には199ドル(約20,400円)となり、かなり価格差があります。iCloudの容量は最高で1テラバイトまで利用できるとされていますが、その場合の価格は今のところはまだ発表されておりません。
アップルは、オフィス系のアプリであるNumbers、Pages、KeynoteをiOSでもOS Xでも無償で提供しており、iCloudのストレージサービスを低価格で提供することでユーザーにとってはシームレスな利用が進むことが考えられます。
参照元 : Apple Insider
執 筆 : リンゴバックス
著者情報
iPhone Mania編集部
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