AppleがBeats買収で獲得するのは「クールさ」だった!?
AppleのBeats ElectronicsとBeats Musicの買収について、多くの業界関係者が狙いは同社の創業者であるジミー・アイオヴィン氏だと指摘していますが、教育技術関連のCheggは、買収によってAppleはより「クールさ(Coolness)」を得るという調査結果を発表しています。
若者の間のBeats認知度は高い
Cheggが1万人の学生を対象に実施した調査によれば、AppleのBeats買収の報道以前、Beats製品を購入していたのは全体の15%だったものの、ほぼ全員がBeatsのブランド名を知っていました。
またBeatsのストリーミング音楽サービスの利用者はわずか3%でしたが、60%がAppleのBeats買収報道を知っていました。そして学生たちの半数が、買収によって学生の間でのApple人気がさらに増すと答え、約4分の1がAppleがより「クール」になる、と回答しています。
買収でどこまで音楽サービスにてこ入れできるか
Macは学生割引で購入できるほか、大学内にはAppleと提携している店があり(日本でいう生協のようなもの)、一般の店で買うよりも安く同社の製品を購入できるため、Appleは大学生の間で人気があります。その学生たちが、Beats買収はAppleの人気に貢献すると考えているのです。
ただし音楽サービスのほうは、あまり楽観できないかもしれません。若者の間では、iTunes以外の音楽サービスを利用する人が増えているのと、Beatsの音楽サービスの認知度はそれほど高くないからです。Spotifyの有料ユーザーは4,000万人以上で、米国ユーザーの40%は18歳から24歳の若者たちです。
一方Beatsの登録ユーザーは25万人で、しかも今回の調査でBeatsのストリーミングサービスの存在を認識していたのは61%に過ぎませんでした。
参照元: Re/code
執 筆: lunatic
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: lunatic の記事一覧