2014年5月28日12:11公開 / 2014年12月23日19:43更新
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災害時は「00000JAPAN」(ファイブゼロ・ジャパン)!公衆無線LANを無料開放
携帯電話会社やメーカーなどで構成される「無線LANビジネス推進連絡会」は27日、大規模な災害が発生した際に、携帯大手3社が保有する公衆無線LANを無料で開放することを発表しました。
被災地の通信手段確保につなげようという業界団体のガイドラインをまとめたもので、最大の特徴は災害時専用の統一SSIDを具体的に設けたことです。
統一SSIDは、「00000JAPAN」となっています。ファイブ・ゼロ・ジャパンと覚えてください。

通常では通信事業者の契約者しか使えない、有料の無線LANを誰でも無料で使えるようになります。携帯大手3社は来年3月までに対応を完了させる見通しであり、対応できる事業者を今後もさらに増やしたいとしています。
国内のアクセスポイントは、大手通信事業者だけで90万カ所以上あり、この3年間で約70倍に増加したとのことです。

2020年東京オリンピックに向けて、平常時の訪日外国人に対応
同連絡会は合わせて、平常時に訪日外国人向けの公衆無線LANの環境整備を促進させると発表しています。
総務省によると約36%の外国人が日本の無線LAN環境が十分でないと感じているようで、2020年の東京オリンピックまでにアクセスポイントの拡大とセキュリティ・利便性を両立した仕組みづくりを検討していきます。
また同連絡会は現在行われている公衆無線LANへの取り組みとして、NTT-BP社によるスマートフォンアプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」(iPhone,Android対応)を紹介しています。
同アプリは5言語に対応しており、ダウンロード後メールアドレスを登録すると、同社が提携しているWi-Fi事業者サービスに無料で接続できます。
※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
参照元:無線LANビジネス推進連絡会
執 筆:iCHI
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iPhone Mania編集部
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