アップル、iPhoneで家電製品をコントロールする新たなプラットホームをWWDCで発表か
アップルはiPhoneを照明やセキュリティシステムをはじめ、家庭にある電気製品のリモコンに変える新しいソフトウエア・プラットフォームを開発しており、来週開催されるWWDC(世界開発者会議)で発表するようだとThe Financial Timesが伝えています。
iPhoneをリモコンとして使える家電製品は既にポピュラー
iPhoneを使って家庭にある電気製品をコントロールすることは既に多くの機器で可能となっており、例えばPhilips hue LEDランプ、Nestのサーモスタットなどがポピュラーとなっています。しかし、今回アップルはこれらの機器を集中的にシームレスにコントロールできる、新しいプラットフォームを発表する模様です。
iPhoneがさらに進化したリモコンに変身
The Financial Timesは、アップルが発表する今回の統合されたシステムでは、iPhoneからの初期のセットアップは簡単で、新しい「スマートホーム」機器のコントロールを可能にすると伝えています。このシステムを利用すると、例えば家に帰り部屋に入ると、iPhoneが無線で機器に信号を送り、自動的に照明が点灯したりするようで、アップルはこのシステムの特許を昨年の11月に取得していました。
MFiプログラムとは別のブランディングで展開
今回のプラットフォームはアップルがiPhoneやiPadなどのiOS機器と、さまざまな機器アクセサリーの互換性を認証するMFiプログラムを拡張したものと考えられるのですが、報道によりますとMFiプログラムとは違う、別のブランドで展開される予定のようです。ただし、今回の報道ではどのようなソフトウエアや機器をサポートし、技術的にはどのような方法でiPhoneと連携するのかなどの詳細はまだはっきりしていません。
Bluetooh LE、iBeacon技術を利用か
報道では来週開催されるWWDCで発表されるとのことです。今回のプラットフォームではBluetooth LEやiBeaconの技術が利用されると考えられますが、次期iPhone6ではNFCが搭載されるとの噂もあり、どのような手法で「スマートホーム」が実現するのか非常に気になります。
参照元 : 9to5Mac
執 筆 : リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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