通信速度が最も速いキャリアは?「第3回全国LTE/4G調査」を実施
日経BPコンサルティングによると、2014年4月10日から5月7日にかけて、全国47都道府県から2818カ所の調査地点を選び、スマートフォン端末によるLTE/4G接続のデータ通信速度に関する調査を実施したとのことです。
前回の7月以来となる「第3回全国LTE/4Gエリア調査」の結果は、iPhone、Android端末ともにデータ通信のダウンロード速度はドコモが1位となりました。またiPhone、Androidいずれも、地域によらず全国47都道府県すべてにおいて他社を上回っています。
一方でアップロード速度は、iPhone、Android端末ともにソフトバンクモバイルが1位となりました。機種別ではiPhoneで41都道府県、Androidで36都道府県において1位に輝いています。
全国におけるLTE/4Gでのエリア化率は通信事業者、機種によらずに99%を超えており、モバイルネットワークのつながりやすさが進んだ結果となりました。
ダウンロードは「NTTドコモ」、アップロードは「ソフトバンク」に軍配
出典:日経BPコンサルティング(ダウンロード速度)※上線が第3回、下線が第2回
出典:日経BPコンサルティング(アップロード速度)※上線が第3回、下線が第2回
エリア化率は、KDDI(au)のiPhoneがNTTドコモのiPhoneをわずかに上回って1位となっています。2013年度末にかけて、各キャリアがLTE設備の増強・拡大に取り組んだ結果となっています。
また国内主要リゾート地である、ディズニーリゾートとUSJの2カ所で調査した結果、こちらもダウンロードはNTTドコモがiPhone、Androidともに最も速く、特にiPhoneがディズニーリゾートで25.31Mbps、USJで27.09Mbpsと最速であったと報告されています。
一方、アップロード速度ではソフトバンクが速く、ディズニーリゾート、USJでもiPhone、Androidのいずれもリードし、特にiPhoneがディズニーリゾートで8.07Mbps、USJで12.19Mbpsとなっています。
NTTドコモは先日、2020年にはLTEより約1,000倍通信速度が速い「5G」のサービス提供を目指すと報道されたばかりです。今後さらなるネットワークの充実度が増していく中、新型iPhone6の登場を控え、サービス差別化をどのように図っていくのか各キャリアの動向が注目されるところです。
参照元:日経BPコンサルティング
執 筆:iCHI
iPhone Mania編集部
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