iPadはタブレット市場シェアで首位を維持するも数字は縮小

2014年第1四半期の世界タブレットPC出荷台数(単位100万台)
調査会社IDCが発表した、2014年第1四半期におけるタブレットPCおよびキーボード着脱式の2-in-1 PCの出荷台数および市場シェア予測によると、アップルはどちらも首位を維持したものの、数字を大きく落としていることが明らかになりました。
首位アップルと2位サムスンの差が縮小
iPadの出荷台数は前年同期ベースでもまた年間ベースでも減少しており、首位アップルと2位サムスンの差は縮小しています。
アップルの今年第1四半期のiPad出荷台数は1,640万台で、2013年第4四半期の2,600万台、2013年第1四半期の1,950万台よりも大幅に減少しています。市場シェアも前四半期の33.2%から32.5%へと縮小しました。
一方サムスンは、2013年第4四半期の17.2%から、今四半期は22.3%へとシェアを拡大しています。同社は低価格のスマートフォンとの抱き合わせ販売により、キャリアを通じてタブレット販売攻勢をかけています。

アップルのiPad出荷台数(赤線)と世界のタブレットPC出荷台数におけるiPadの市場シェア(青線)
これまでiPadは1年に1回新しいモデルを出していますが、発売月を含む四半期は大きく伸びているのもよく見て取れます。
今後の成長が見込まれるWindows搭載タブレット
OS別に見ると、Androidが3分の2の市場シェアを握っており、2位がiOSとなっています。Windows市場の規模は小さいですが、ASUS Transformer T100などのキーボード着脱式PCの人気により、今後は成長すると見られています。
ただしIDCのデータは出荷台数ベースであり販売台数ではないことに注意する必要があります。
参照元: IDC, MacRumors
執 筆: lunatic
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
iPhone Mania編集部ライター: lunatic の記事一覧