ARM搭載MacBookは、約64,800円〜97,800円で登場か!?

12インチ 新型 MacBook

12インチ 新型 MacBook
 
12インチMacBook後継モデルは、ARMプロセッサを搭載したMacBook 「SE」のような位置づけの製品として、ChromebookやSurface Pro Xに対抗する、約64,800円〜97,800円で登場するのではないかとの予想を、Tom’s Guideが伝えています。

ChromebookやSurface Pro Xの欠点

Tom’s Guideの記者、ローランド・ムーア・コリアー氏は、ARMプロセッサを搭載するラップトップとして、既に販売されているChromebookと、Surface Pro Xには改善すべき点があると指摘しています。
 
同氏によれば、ARMプロセッサを搭載したChromebookのベースモデルは、文章の作成など目的としているために処理能力が不足しており、QualcommのSnapdragonをカスタマイズした「Microsoft SQ1」を搭載するSurface Pro Xには、Windows 10やサードパーティーのアプリを動作させるにはエミュレーションが必要という問題点があります。

iOS、iPadOSの開発経験が活きるか

テック系マーケティング会社CCS Insightの研究担当副社長であるジェフ・ブラバー氏は、「AppleはAシリーズSoCの開発で、ARMアーキテクチャに関する多くの経験を積んでおり、iOSなどARMアーキテクチャに対応したOSの開発も既に行っている」と延べ、Surface Pro Xの開発でMicrosoftが苦労したような問題は、ARM対応macOSには起こりにくいだろうと予想しています。

ARM搭載12インチMacBookの予想価格は約64,800円〜97,800円

Techsponentialのアナリスト、アビ・グリーンガート氏は、Intelプロセッサから自社開発のARMプロセッサに移行するメリットとして、「プロセッサの特性(パフォーマンス、省電力性能など)を、自社製品にあわせてカスタマイズできる」、「いくつかのベンチマークテストでIntelプロセッサを上回るパフォーマンスを示すA12X(AシリーズSoC)を既に開発済み」である点をあげています。
 
グリーンガート氏は 、ARM対応macOSの開発に多くのリソースを要しないだろうこと、既に開発済みのSoCを活用できることを考え合わせれば、ARM搭載12インチMacBookは、600ドル(約64,800円)〜900ドル(約97,800円)で発売されるだろうと予想しており、この価格で登場すれば、爆発的に売れるだろうと伝えています。
 
この価格帯のMacBookを発売することは、iPhone SE(第2世代)を戦略的な価格に設定し、これまでにiPhoneがカバーしていなかったエントリーレベルのユーザーを獲得したように、MacBookにおける「SE」モデルとして、新たなmacOSのユーザー層を獲得することに繋がるだろうと、グリーンガート氏は予想しています。
 
 
Source:Tom’s Guide
Photo:Apple
(FT729)

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この記事を書いた人

ZAURUS PI-6000以降、PDA、PC、Apple製品を多数使用するガジェット愛好家。iPhone Maniaでは2020年2月より、リーク情報、最新のApple製品情報、秋葉原情報を配信。Palm Treo 750vを米国で使用して以降、各種スマホ愛用中

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