Facebook、子ども向けアプリ「Messenger Kids」を70カ国以上で提供

Messenger Kids
 
Facebookは新しく70カ国以上の国で、子ども向けアプリ「Messenger Kids」を展開することを発表しました。

Messenger Kids、70カ国以上で提供開始

Facebookは、2017年に米国でMessenger Kidsをリリースし、2018年にはカナダ、ペルーへ展開しました。
 
同社は、新型コロナウイルスの影響により、世界中の子どもたちにリモート学習が必要となっているため、各国へのアプリの展開を進めていると述べています。
 
Facebookはまた、アプリに変更を加えています。これまでは、子どもへの友達申請は保護者が承認、拒否する仕組みでしたが、今回の変更により、子どもに承認や拒否を任せるオプションが追加されています。ただし子どもに選択を任せても、友達申請があれば、保護者にはこれまで通り通知が送られます。また子どもが承認した場合でも、親がそれを拒否することも可能です。
 
グループ機能にも変更があります。保護者は管理のために、大人(教師、コーチ、そのほかの保護者など)をグループチャットに追加できるようになります。さらに、米国、カナダ、ラテンアメリカでは、保護者が友達の友達に子どもの名前と写真を表示することもできるようになります。

Messenger Kids、過去に物議を醸す

Messenger Kidsは、これまでに物議を醸しています。昨年の実装エラーにより、子どもは保護者が承認していないユーザーとチャットできるようになっていました。
 
これにより米議会で反発を引き起こし、上院議員は、Facebookにプライバシー保護とセキュリティ強化に務めるよう要求しました。
 
Messenger Kidsは本日より、新しい地域へのリリースを開始します。一方、新しくなった友達申請とグループ機能は、米国で本日より利用可能となり、その後、世界各国に展開される予定です。
 
 
Source:The Verge
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