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2014年4月9日 21時21分

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アップルは次期iPhoneに自社開発したベースバンドチップを搭載か!?

アップルは、2015年に発表予定の次期iPhoneに搭載するベースバンドチップを、自社で開発するために研究開発チームを作る予定があることをDigiTimeが報じています。
 
iPhone5s-mainboard

ベースバンドチップを自社開発の目的とは

ベースバンドチップとは3Gや4G、LTEなどデータ通信を処理するために搭載されるチップで、iPhoneやスマートフォンではモデムのような重要な役割を担っています。アップルがベースバンドチップを自社開発する理由は、iPhoneやiPadに搭載されているA6チップやA7チップのアプリケーションプロセッサーと統合する事が目的ではないかと言われています。
 
またクアルコムに依存しないことで、世界中の様々な通信方式に対応できるよう、iPhoneやiPadを柔軟に供給するのが目的のようです。また一部の情報サイトでは、アプリケーションプロセッサーとの統合はせずに、個別に搭載していくのではないかという見方もあります。

影響を受けるクアルコム

現在アップルは、台湾TSMCが生産しているクアルコムのベースバンドチップを購入してiPhoneやiPadに搭載しています。クアルコムが生産するベースバンドチップは、世界的なシェアで50%以上を占めていますが、もしアップルが自社開発したベースバンドチップを、iPhoneやiPadに搭載するようなことになれば、TSMCやクアルコムは大きな影響を受けることでしょう。アップルが自社開発した場合、サプライヤーは韓国のSAMSUNGと米国のGLOBALFOUNDRIESになるようです。

日本製のベースバンドチップ開発会社は解散

ベースバンドチップ市場は、クアルコムが圧倒的なシェアを持っていますが、その市場でシェア7%獲得を目指して、日本企業が中心となって共同設立したスマートフォン向け半導体開発会社「アクセスネットワークテクノロジ」がありました。参加企業は当初、NTT docomoや富士通、NEC、Panasonic、SAMSUNGと伝えられていましたが、一部の企業が参加しなかったり、開発費の調達が難航していたそうです。
 
また、開発したベースバンドチップの品質にも問題を抱えていたため、販売台数は計画していた台数に及ばず、製品在庫の廃却処分を行うなど苦しい状況だったようです。そしてアクセスネットテクノロジ株式会社は、2014年4月以降に解散するとロイターなどが報じています。
 
日本製ベースバンドチップも、世界的にも圧倒的なシェアを持つクアルコムには歯が立たなかったようです。このように新規参入する企業には厳しい市場の中で、アップルはどのように振る舞っていくのでしょうか。
 
アップルが自社開発されたベースバンドチップを、Aシリーズのアプリケーションプロセッサーとの統合が成功すれば、メインボードの省スペース化ができるので、搭載されるバッテリーの容量を増やしたり、内蔵ストレージ容量を増やした機種が登場するかも知れませんね。
 
 
参照元:AppleInsider
執 筆:KSM

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