2014年4月7日 02時50分
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AppleのiTV向けに韓国メーカーが65インチの有機ELディスプレイを試作
韓国のディスプレイメーカーが来年の量産体制に向けて、AppleのiTVで使用する65インチサイズの有機ELディスプレイのサンプルパネルをAppleと協力して製造しているとソウルのIBK証券のアナリスト、Lee Seung-Woo氏が述べていると韓国のThe Korea Heraldがレポートしています。
ただし、長い間リリースが噂されているiTVは現在もテスト段階であり、今回のサンプルパネルを採用し量産するかどうかは、まだはっきりしていないとも述べています。
AppleのiTVは今年リリースか
AppleのiTVはこれまでに何度も発表されると噂されていましたが実現しておらず、同氏の予想ではAppleは今年にリリースすると考えているようです。しかしながら、別の複数の情報ではiTVのリリースは2015年になるだろうと予想されています。
有機ELディスプレイに仕様変更で昨年はリリース延期
昨年、65インチと77インチの液晶ディスプレイを採用したAppleのiTVが発表されることになっていたようで、今年の後半にはおよそ200万台の出荷が予想されていました。昨年の10月にAppleのスタッフがディスプレイメーカーを訪問し、計画を1年先送りすると伝え、その後ディスプレイメーカーの株価は急落したとこの件に詳しい関係者が証言しています。
Appleが計画を先送りをしたのは、iTVで供給するコンテンツの不足の問題もありましたが、ディスプレイの仕様を液晶ディスプレイから有機ELディスプレイへと変更したためのようです。
日本のメーカーはテレビ向け有機ELの量産体制が整わず
もし、Appleが今回の有機ELディスプレイを採用した場合にはこの韓国メーカーが初めてのサプライヤーになると関係者は述べています。次期iPhone6のディスプレイのサプライヤーとして名前が上がっているジャパンディスプレイやシャープもテレビ用の有機ELディスプレイの量産体制は今だ整っていないとも関係者は述べています。
参照元:The Korea Herald
執 筆:リンゴバックス