iPhoneを探すと座標が見知らぬ家に〜発砲事件に発展

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紛失したiPhoneを探すことができる「iPhoneを探す」機能ですが、位置情報を正確に表示してくれないこともあります。そんな位置情報の不具合を発端として、米ミズーリ州で発砲事件が発生しました。

「iPhoneを探す」でトラブル

9月2日の早朝7時、エイミー・プールさんの自宅を見知らぬ男性が訪問しました。理由を彼女が尋ねると、男性はiPhone8をなくしてしまったので、裏庭を探してもいいかと言いました。なぜ他人のiPhoneが自宅の裏庭にあるのか――不審に思いながらも、彼女は「公道でなら探してもいいが、(犬を飼っているので)土地には侵入しないように」答えたそうです。
 
すると男性は、家の周りを30分ほどうろついた後、再びドアを叩き、家の中に入ってもいいか許可を求めました。怖くなったプールさんは子どもたちを寝室に集め、警察に電話をかけました。男は7分間もドアを叩き続け、明らかに尋常な様子ではなかったそうです。そのうち男性が車に戻ったので、プールさんの娘がナンバープレートを控えるため、窓ごしに写真を撮影しようとしました。すると、車内から男性は娘に向けて発砲、慌てて立ち去っていきました。
 

 
幸いにも大事にはならなかったようですが、その後自首してきた男性からは、意外な証言が飛び出しました。彼によると、友人のiPhoneを検索したところ、座標がプールさんの家にセットされたそうです。「iPhoneがここにはないと言われたことで、パニックになってしまった」と男性は証言しています。

自宅に次々と他人のスマホがある扱いに

前日夜に酷く酔っ払っていたばかりか、銃も不法所持だったことが明るみになった男性ですが、彼の証言を真っ赤な嘘として一蹴することはできません。
 
2016年には、自宅が「持ち主を失ったスマートフォンの“霊道”」と化したカップルが話題となりました。なぜかキャリアや端末を問わず、敷地内に他人のスマートフォンがある扱いとなるため、このカップルは女児監禁犯と勘違いされてしまったこともあるそうです。
 
専門家は“霊道”と化した理由について、Wi-Fiマッピングデータを提供する企業がデータベース内に間違った情報を保有しているか、異なる場所で同じMACアドレスを使用している、もしくは単にGPSデータがおかしいかのどれかだろう、と分析しています。
 
 
Source:MiamiHerald,KMOV4
(kihachi)

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