Appleが今後数カ月以内に、インドで自社製品のオンライン直販を開始する見通しです。Bloombergが報じています。
インド政府が30％原則を緩和
インド政府は現地時間28日、インドで販売される製品の30％は国内で生産されたものでなければならないという、いわゆる「30％ルール」を緩和しました。
この原則は、製品の部品の大半を中国で生産するAppleなどの企業にとって、大きな障壁となってきました。
直販オンラインショップが設置可能に
またインド政府は、単独ブランドを展開する企業に対し、実店舗を設置する前に、オンラインショップをオープンすることも認めました。つまりAppleの場合、Apple Storeは今すぐ設置できなくても、オンラインストアを設け、インドの消費者に製品を直接販売できることになります。
これまでAppleはインドにおいて、実店舗（Apple Store）はもちろん、オンラインでの直販も認められていませんでした。Apple製品はAmazon Indiaや、Walmartが運営するFlipkart Online Servicesで取り扱われています。
ムンバイにApple Storeをオープンか
Bloombergは、Appleは今後数カ月以内に、iPhone、iPad、Macなどの製品を、インドのAppleオンラインストアで販売開始すると伝えています。
また30％原則緩和により、Appleがインド初のApple Storeを開店する可能性がさらに高まったと、匿名の人物が同メディアに語っています。同人物は、Apple Storeは来年、ムンバイにオープンする見通しだと述べています。