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2013年8月21日 01時10分

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NFCによりiOS端末同士で大容量のコンテンツ転送が可能に

iPhone, NFC特許
 
次期iPhone5Sで採用されるのではないかと言われているNFCですが、新しく公開された資料でアップルがNFC*1を利用して、自分のライブラリーやiTunesストアで購入したコンテンツを他の人に提供する特許を申請していることが判明しました。この技術は近い将来にiOS端末に搭載されることになると思われます。

   
「メディアコンテンツの受け渡し方法と端末」と題した63ページにおよぶこの特許は今年5月に提出され、このシステムによりメディアコンテンツを贈りたい人のiOS端末から、贈られる人のiOS端末にNFCにより容易に転送できるようになると詳細に記されています。
 
提出された申請書類によりますと、iPhoneのイラストに50とナンバーリングされた通常のiPhoneにはないNFC用に追加されたチップが描かれています。
  
iPhone5C, NFC  
コンテンツを贈る方法は2種類あり、ひとつはiTunesストアから購入したコンテンツを贈りたい人のAppleIDに直接贈る方法。もうひとつは現在のところiOS端末では制限されていて出来ないのですが、贈りたい人に既に自分が持っているコンテンツのコピーを贈る方法です。

 
この特許によると、著作権法により贈られたコンテンツはひとつの端末でしか再生できないようにするために、DRM*2の鍵のようなデジタル著作権管理の仕方も関連してきますが、現在でもiTunesストアを通じてコンテンツを贈る点では同じです。しかし、今回の特許ではインターネットや3G回線経由ではなく、NFCを介して行う点が違っています。
  
特許書類によればNFCチップは最大560Mbpsという高速データ転送が可能で、この技術は当初ソニーが開発した近接無線転送技術(TransferJetプロトコル)と互換性があり、複雑な接続設定なしに端末同士を2〜4センチ近づけるだけで大容量のファイル転送が可能になるようです。
  
アップルはPassbookというデジタルチケットやクーポンの利用が可能になるアプリをiOS6で導入しているにもかかわらず、これまでNFCの導入には懐疑的だったようですが、この特許をみる限り、今後発表されるiOS端末にはNFCは重要な機能になると思われます。なお、AndroidやBlackberry OSなど他の一部のスマートフォン端末では既に実用化されています。
  
NFCは国内ではおサイフケータイの名称で広く認知されていますが、今回のアップルの特許や今後導入されるiOS端末との互換性がどうなるかはまだまだ不明な点が多いですね。国内のユーザーとしてはNFC関連のサービスは一つにまとまって利便性が向上すれば良いと思いますが、来月発表されるiPhone5SにはNFCは未搭載ではないかと思っています。

  
*1 NFC (近距離無線機能) ・・・ 駅の改札でIC乗車券をピッと使うなど、簡単にいうと「かざして使う通信」のことです。スマートフォンなどにNFCチップを搭載すると、他のNFC対応機器に近づけて通信することができます。 [back]
  
*2 DRM (デジタル著作権管理) ・・・ 録画したテレビ番組のコピー回数を制限する「ダビング10」など、音楽・映像ファイル等の著作権を保護するための技術で、違法コピーを防ぐためのものです。 [back]

  
参照元:MacRumorsApple Insider
執 筆:リンゴバックス

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