T-Mobile、Appleとパートナーシップを組んでロボコール対策に乗り出す


 
ヨーロッパおよび北米でサービスを提供する通信キャリアT-Mobileが、ロボコール(自動ダイヤル・自動音声メッセージを使った営業目的の電話)に対応するための新機能の開発を行っている、とReutersが伝えています。

キャリアを超えて問題解決を試みるT-Mobile

T-Mobileのロボコール対策機能は、STIRとSHAKENと呼ばれる業界標準規格を使用しており、本物の電話を”verified(確認済)”としてマーキングすることで、ロボコールやスパム電話を避けやすくするというものです。
 
T-Mobileは、キャリアを超えてロボコール対策に乗り出した最初の企業である、とT-Mobile USAのジョン・レガー最高経営責任者(CEO)はコメントしています。

iPhoneのロボコール対策機能も改善へ?

T-Mobileによれば、Appleとパートナーシップを組んでiPhoneにもロボコール対策機能を実装しようと試みているとのことで、iPhoneの迷惑電話対策機能が将来的に改善される可能性が浮上しました。
 
iPhoneには、iOS10で着信拒否設定と着信ID機能が追加されましたが、それだけではロボコールへの対策は不十分であるといわれています。
 
YouMailによれば、米国内で先月52億回のロボコールがかけられたことがわかっています。実に1日あたり1億6,880万回の計算になります。そのうち40%が詐欺的な内容のものであり、深刻な状況であることが伺えます。
 
 
Source:Reuters, YouMail via 9to5Mac
(lexi)

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