iFixit、iPad Air(第3世代)の分解レポートを公開。修理性は低評価

iFixit iPad Air(第3世代) 分解
 
iPad Air(第3世代)分解レポートを、iFixitが公開しました。A12 Bionicプロセッサを搭載した同モデルは、10.5インチiPad Proとよく似た構造になっていることが分かります。

iPad Air(第3世代)は10.5インチiPad Proの後継モデル

iFixitが、AirPods(第2世代)iPad mini(第5世代)に続いて、iPad Air(第3世代)分解レポートを公開しました。
 
iPad Air(第3世代)発売に伴って販売終了となった10.5インチiPad Proと比較すると、両モデルには似ている部分が多く見つかります。
 
外観の違いは、スペースグレイの色調がiPad Air(第3世代)の方が暗いこと、10.5インチiPad Proでは4カ所あったスピーカー穴が、iPad Air(第3世代)では底面の2基だけに減っていることなどです。
 

 
このほか、iPad Air(第3世代)ではカメラ部分に突起がなく背面がフラットなこと、メインカメラの画素数が12メガピクセルから8メガピクセルに変更されたことが挙げられます。

バッテリー容量は30.8Wh、公表された仕様よりやや大きい

iPad Air(第3世代)には、2つのセルで構成されるデュアルセルバッテリーが搭載されており、容量は30.8Whで、10.5インチiPad Proと全く同じです。
 

 
なお、AppleはiPad Air(第3世代)の仕様として、容量を30.2Whと公開していますが、実物の方が若干大きくなっています。また、iPad Air 2の27.6Wh よりも大型化しています。
 

 
iPad Air(第3世代)の本体上部には、10.5インチiPad Proのスピーカーのスペースをふさぐように、接着剤が詰められ、金属製のプレートが配置されています。
 

 
A12 Bionicプロセッサは、iPad mini(第5世代)と同じく、3GBのRAMと組み合わせられています。
 

 

内部は10.5インチiPad Proとほとんど同じ

iFixitはiPad Air(第3世代)について、中央に配置されたロジックボード、デュアルセルバッテリー、Apple Pencil(第1世代)への対応、Smart Connectorなど、10.5インチiPad Proとほぼ同じだ、とコメントしています。
 
両モデルの主な違いは、iPad Air(第3世代)は120HzのProMotionテクノロジーには対応していないこと、スピーカーが2基になっていることです。
 

 

修理のしやすさは10点満点中2点

iPad Air(第3世代)の修理のしやすさについてiFixitは「多くの部品やケーブルが接着剤で固定されており、バッテリー交換は可能ではあるが必要以上に困難になっている」と厳しく評価しています。
 
修理のしやすさのスコアは、iPad mini(第5世代)、そして10.5インチiPad Proと同じ、10点満点中2点をつけています。
 
 
Source:iFixit, Apple
(hato)

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