2019年にスマートホーム市場は対前年比で26.9%成長し、出荷台数は8億3,270万台に上る見込みである、とIT専門調査会社IDCが発表しました。
スマートスピーカーの成長も期待
スマートホーム市場の中でも、ホームモニタリング・セキュリティのカテゴリーのデバイスが重要な位置を占めるとみられており、2019年の出荷台数は1億4,030万台に達するといわれています。照明、スマートスピーカーも成長が見込まれており、それぞれ5,690万台、1億4,430万台の出荷が予測されています。
2019年のスマートホーム市場のカテゴリーごとのデバイスの出荷台数予測/IDC
今年はデバイス間の連携が焦点に
IDCの研究マネージャーのジテシュ・ウブラニ氏によれば、2018年は製品の消費者の家への導入が焦点となっていましたが、今年は導入されたスマートホームデバイス間の連携が重要になるとのことです。
「2019年は様々なデバイスを繋げてまとまりのある体験を提示することが重要となるだろう。また、追加のサービスを加えるのも重要課題となる」
Appleもスマートホーム市場で躍進するか
GoogleとAmazonが昨年スマートホーム市場で成功を収めたため、Appleも同様に躍進するとIDCは推測しています。
「スマートホーム市場はAmazonとGoogleの2社により基本的に独占されているが、Appleの今後の躍進が期待される。iOSとmacOSデバイスは人気があり、Apple製品以外でもAppleのアプリ・サービスを利用できるため、徐々に顧客をAppleのエコシステムへと引き付け、サードパーティ企業が対応デバイスを作るのを促すだろう。
Source:IDC via 9to5Mac
(lexi)