Samsungのフラッグシップスマートフォン「Galaxy Fold」のものとされるベンチマークスコアが登場しています。Galaxy Foldは、折りたたみ可能なスマートフォンとして初めて市場にリリースされるモデルです。
ベンチマークスコアは月並み
SamsungのGalaxy Foldは4月26日に発売される予定で、価格は1,980ドル（約217,800円）となっています。スマートフォンでありながら20万円を超える高額である理由は、“Fold（折りたたむ）”という名に相応しく、同モデルが「折りたためるから」に尽きるでしょう。
発売前から長らく注目を集めてきたGalaxy Foldですが、目新しさとは裏腹に際立ったパフォーマンスを発揮するというわけではなさそうです。
Geekbenchに公開された「SM-F900F（自社チップExynosを搭載したものではなく、Qualcomm版）」のスコアを確認すると、シングルコアで3,418、マルチコアで9,703となっています。これは、iPhone XS Maxのシングルコア4,797、マルチコア11,214と比べると、明らかに見劣りする数値です。
もともとiOS端末に比べてAndroid端末のスコアが低くなる傾向にあるGeekbenchですが、それでも18年後半に発表されたSamsungのGalaxy Note9がシングルコア3,471、マルチコア8,805であることを思うと、大幅なパフォーマンス向上は期待できそうにもありません。
Geekbenchスコアが掲載されたページには、合わせてSnapdragon855、メモリが12GBになることも示唆されているだけに、スペックに見合っていないスコアであるのは否めず、ひとまず続報を待ちたいところです。なお先日には、Galaxy Foldとされる実働動画が流出したばかりです。
Source：Geekbench via GSMArena
(kihachi)
