Appleの音楽ストリーミングサービスApple Musicのライバルとして知られるSpotifyは、インドへの進出を計画していますが、メジャー音楽レーベルのWarner Music Groupとライセンス契約をめぐってもめているようです。
WarnerはSpotifyによる楽曲再生の差止めを要求
Warner Music Groupは、インドの裁判所に同レーベルに所属するアーティストの楽曲をSpotifyで再生しないよう差止めを要求しています。
Bloombergの報道によれば、ボンベイ高等裁判所に対して不服が申し立てられたとのことです。Spotifyは数週間以内にもサービス開始を計画しています。
いったい何がいけなかったのか?
SpotifyはWarnerと楽曲のライセンス契約について議論していましたが、同ストリーミングサービス企業は急に態度を変え、インド国内の放送局に適応されるルールがSpotifyにも当てはまる、と主張し始めたとされています。
「インドの裁判所に差止めを要請するしか選択肢がなくなってしまった」と、Warnerはコメントしています。
Apple Musicはすでにインドで導入済み
Apple Musicはインド国内ですでに導入されており、音楽レーベルとの問題は特に報告されていません。
SpotifyはWarner Music Groupと公式にライセンス契約を結ばなければ楽曲の再生を行うことはできませんが、同社はラジオ局はWarnerの楽曲を流すことができるというインド国内の法律の利用を画策しているようです。
Spotifyは78カ国で利用可能であり、全世界に2億人のユーザーを抱えています。Apple Musicは100カ国以上で利用でき、登録者数は5,000万人ほどであるとみられています。
Source:Bloomberg via 9to5Mac
(lexi)