次期iPhone6向けのサファイアガラスの供給率は9~16.6%か?
Appleに独占的にサファイアガラスを供給するためにアリゾナ州に工場を新設したGT Advanced Technologies(GTAT)は、今年発表が予想されている次期iPhone6で使用されるサファイア製のスクリーンカバーの供給率が9.0~16.6%になるだろうとDigitimes Researchが伝えています。
GTAT社の売上から試算か?
今回の予想はGTATのサファイアガラス関連の売上である1億8,800万ドル~3億4,800万ドル(約190億5,300万円~352億6,800万円)から試算しており、今回の売上にはサファイアガラスの設備や技術に関する売上は含まれていません。なお、現状のiPhoneが採用している4インチサイズのサファイアの製造コストは30ドル(約3,040円)と試算しています。
次期iPhone6では大画面化し5インチ程のスクリーンサイズを採用するのではないかと予想されていますが、このサイズの場合では627万~1,160万台に相当するサファイア製のスクリーンカバーになります。仮にAppleが2014年に7,000万台の次期iPhone6を販売した場合には、GTATは9.0~16.6%しか対応できないことになります。
大量生産と新たな製造技術の導入でコストダウン
現状のiPhoneにゴリラガラスを提供しているCorningの幹部は、Appleが次期iPhone6にサファイアガラスを採用した場合には現在よりもコストが10倍上がると発言していますが、Appleは新しいサファイアガラスの製造技術を導入し大幅なコストダウンを図るとしています。
今回の試算ではサファイアの製造コストが30ドル(約3,040円)としていますが、そもそも試算の根拠となる数字が高過ぎるのではないかと思われますが、どうなのでしょうか。
参照元:DIGITIMES
執 筆:リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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