今年発売されたTrueDepthカメラを搭載した新型iPad Proが若干曲がっている件について、米メディアThe VergeがAppleにコメントを求めたところ、「欠陥ではない」との答えが返ってきたとされています。
生産時の冷却工程で湾曲が生じている?
デバイスの曲がりは、金属とプラスチック部品が両方含まれる新型iPad Proの生産時の冷却が原因とされています。湾曲は11インチ、12.9インチどちらのモデルでも生じるといわれています。
箱から出した時点ですでに曲がっているiPad Pro/The Verge
Mac専用メディアMacRumorsのフォーラムでのコメントから明らかになった新型iPad Proの曲がりですが、一部ユーザーは通常使用や、バックパックに入れたことにより歪みが生じたと主張しています。
The Vergeの記者も2週間使用した結果、少し曲がったと報告しています。記者は新品に交換してもらいましたが、新しいデバイスも箱から出した時点ですでに若干湾曲していたと述べています。
LTEモデルのほうが曲がりやすい?
セルラー機能搭載のiPad Proがアンテナのある部分を中心に曲がってしまう現象が報告されています。しかしながら、Wi-Fiのみのモデルでも湾曲が生じているとの意見もあります。
購入してから14日以内であれば、iPad ProをApple Storeもしくはその他の小売店に返品することはできますが、現在のところ14日以上経ってしまっている場合、交換は難しそうです。Appleは、2018年のiPad Proの返品率はこれまでと変わらない、とコメントしています。
iPad Proが簡単に曲がってしまった動画が話題に
デバイスの耐久テストで知られるYouTuberのJerryRigEverything氏が、新型iPad Proで実験を行ったところ、意外と簡単にデバイスが折れてしまったことが大きな話題となりました。
Source:The Verge via AppleInsider
(lexi)