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2014年2月26日 00時30分

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ソフトバンクがLINEを買収との報道。狙いは無料通話ではなくゲーム?

ソフトバンクがLINEを買収との報道
 
ブルームバーグは2月25日、ソフトバンクLINEの株式を取得すると報じました。巨大買収の報道に株式市場も大きく反応するなど、注目を集めています。仮にソフトバンクがLINEを買収する場合、その狙いは「無料通話」ではなく「ゲーム」と考えられます。

LINEの企業価値は1兆5,300億円!売り上げの6割をゲームで稼ぐ

LINEが2月6日に発表した2013年通期業績によると、LINEは世界に3億4,000万人の利用者を持ちます。LINE事業だけで2013年10~12月期に122億円の売上をあげています。これは前年同期比450%という驚異的な勢いで、売り上げの約6割はゲーム、2割はスタンプで稼ぎ出しています
 


LINEの企業価値は1兆5,300億円!売り上げの6割をゲームで稼ぐ

拡大を続けるLINE事業の売上(出典:LINE)

株式公開を目指しているLINEの企業価値は約1兆5,300億円と言われています。今回の買収は一部株式の取得と報じられていますが、もし完全買収なら、スプリント、Tモバイルに続く、ソフトバンクによる「兆」大型買収となりそうです。
 
ブルームバーグは、ソフトバンクの孫社長がLINEと株式取得に向けた協議を行ったと報じていますが、LINEは報道を否定し、ソフトバンクは「憶測についてはコメントしない」としています。

天敵?LINEを取り込む狙いは?

iPhoneなどスマホの急激な普及とともに、LINEに代表されるメッセージアプリ、無料通話アプリが一般的になったため、携帯電話各社は、通話料金による収益の減少に頭を悩ませています。携帯電話各社は「LINEさえなければ、通話料金収入が増えるのに!」と思っていることでしょう。天敵とも言えるLINEを自社に取り込むとすれば、ソフトバンクの狙いはどこにあるのでしょうか?

ねらいは無料通話のコントロールか?ゲーム事業か?

ブルームバーグは、アナリストの「株式を取得することで、(LINEの無料通話を)ある程度コントロールしたいのではないか」という分析を伝えています。
 
しかし、仮にLINEの無料通話に制約を加えるようなことがあれば、LINEユーザーの反発は必至です。ユーザーは他サービスに流出するでしょうから、結果として企業価値の低下を招くおそれがあり、メリットは大きくないと思われます。事実、ジャストシステムの調査でLINEは「無くなったら困る」SNSのトップであり、ロイヤリティの高いユーザーを敵に回すような戦略は取りにくいでしょう。
 

無くなると困るLINE、気を遣うFacebook。10代にSNS疲れの予兆?

ジャストシステム「Fastask」のデータを元に作成


 
ソフトバンクがLINEを買収するとしたら、その狙いは「ゲーム」にあるのではないでしょうか。加入者当たりの収益をアップさせる方策を各社が模索する中、ソフトバンクは「ゲーム」事業への投資に力を入れています
 
ソフトバンクは、ガンホーやスーパーセルを子会社に持ち、ゲーム事業で収益をあげる手法を知り尽くしていると思われます。折しも2013年、日本はスマホアプリ(大半はゲームアプリ)による売上高でアメリカを抜き、世界一のスマホゲーム大国となりました。世界一スマホゲームに厳しい日本市場で開発・熟成したゲームアプリを世界に売り出す可能性もあります。
 
「パスドラ」のガンホー、「クラッシュ・オブ・クランズ」「ヘイ・デイ」のスーパーセル、そしてLINEがノウハウを持ち寄ってゲームアプリを開発したら、どんなゲームが出来上がるのか、見てみたい気がします。
 
 
参照元:ブルームバーグLINE
執 筆:hato

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