Appleの四半期業績発表、4月〜6月期として最高の売上高、サービス部門は新記録

Apple ティム・クックCEO
 
Appleは現地時間7月31日、2018会計年度第3四半期(2018年4月〜6月)の業績発表を行いました。4月〜6月期としては過去最高の売上高となったほか、サービス部門は過去最高の売上高を記録しています。

4〜6月期として最高の売上高を記録

Appleの2018会計年度第3四半期における売上高は、533億ドル(約5.9兆円)で、前年同期比で17%の伸びを記録しました。
 

 
この売上高は、第3四半期としては史上最大のものであり、4四半期連続で前年比2ケタの成長を続けたことになります。
 
ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、以下のようにコメントしています。

この第3四半期は引き続き好調なiPhone、サービス部門とウェアラブル製品によるものです。そして、現在準備中の製品とサービスにワクワクしています。

iPhone Xの好調で販売数減少も収益はプラス

iPhoneは同四半期に4,130万台が販売され、299億ドル(約3.3兆円)の売上高をAppleにもたらしています。
 

 
iPhoneの台数の伸びは前年同期比1%でしたが、売上高は20%伸びています。Appleはモデル別の販売数を公表していませんが、平均販売価格の高いiPhone Xの販売好調が寄与していると考えられます。

iPadは低価格モデル人気で販売増も減収

iPadシリーズの販売数は1,155万台で、iPhoneと同じ前年同期比1%の伸びですが、売上高は5%のマイナスとなりました。ただし、直前の四半期(1月〜3月)と比べると台数で27%、売上高で15%それぞれ伸びています。
 
これは、3月に発売したiPad(第6世代)など比較的低価格のモデルがよく売れたことによると思われます。
 

Macの販売台数は372万台で前年同期比13%のマイナス、売上高も5%の減少となりました。

Apple Watchなどの「その他製品」は前年比37%の伸び

iPodやApple Watch、Apple TV、AirPods、HomePod、Beats製品などが含まれる「その他製品」部門の売上高は37.4億ドル(約4,180億円)で、前年同期比で37%もの大きな伸びを記録しています。
 

 
なお、Appleは「その他製品」の製品別の販売数を公表していません。

引き続き好調のサービス部門は過去最高記録を更新

また、クックCEOが好調をアピールしたサービス部門の売上高は95.5億ドル(約1兆円)に達し、過去最高の四半期となりました。前年同期比でも、31%と成長が続いています。
 
サービス部門には、Apple MusicやiTunes、App StoreのデジタルコンテンツやAppleCare、Apple Payなどの事業が含まれます。

地域別売上は全地域でプラス成長

Appleが発表した地域別の業績では、アメリカ(前年同期比20%)、ヨーロッパ(前年同期比14%)、中華圏(前年同期比19%)、日本(前年同期比7%)、その他アジア太平洋地域(前年同期比16%)と、いずれの地域でも前年同期比でプラス成長となっています。
 

 
 
Source:Apple
(hato)

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