アジア5カ国でもiPhoneが人気 香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイを調査

スマートフォンを持つ人
 
アジア向けにデジタルマーケティング事業を展開するFun Japan Communicationsは26日、香港、インドネシア、マレーシア、台湾、タイの5カ国における「スマートフォンの利用実態調査」の結果を公表しました。
 
調査は2018年3月1日〜2018年4月30日にわたって、コミュニティサイト「Fun Japan」の会員2,961人を対象に、オンラインアンケートで実施されました。アンケートの回答者の属性は、20〜30代が最も多く、5カ国全体で男性65.5%、女性73.6%となっています。

人気端末はAppleのiPhone、Samsung

本調査では、初めに「いつも使っているモバイル端末の種類」について聞いたところ、5カ国全体では「iPhone」が29.49%と最も多く、次いで「その他(26.93%)」、「Samsung(26.41%)」となっていました。
 

 
国別に見てもiPhoneの利用率は全体的に高いのですが、一方でインドネシアやマレーシアではiPhoneよりもSamsungのほうが人気となっています。
 
香港・インドネシア・マレーシアで約4割を占める「その他」のメーカーは、中国のHUAWEI、Vivo、Xiaomi、最近日本にも進出を果たした世界シェア4位のOPPOが挙げられます。
 
特にOPPOのスマートフォンは高性能な自撮りカメラをウリにしていることもあり、SNSに写真を上げることが多い若者のセルフィー需要を満たすスマートフォンとして支持されているようです。今年の4月に発売されたOPPOのフラグシップモデル「F7」は、2,500万画素のインカメラを搭載しているスマートフォンとして話題にもなりました。

約80%が1日10回以上スマートフォンを利用

続いて、「スマートフォンの使用頻度」について聞いたところ、5カ国全体では「1日20回以上」が63.46%と最多、「1日10回以上」と合わせると約80%に達します。

 
スマートフォンの利用方法に関しては、メッセンジャーやSNSなどに加えて、スマホ決済サービスやタクシー配車・ライドシェアといった用途でも使われているようです。

普段よく使うSNSはFacebook

最後に「普段よく使うSNS」について聞いたところ、5カ国全体では「Facebook」が31.24%と最も多く、次いで「その他(33.77%)」、「LINE(22.38%)」でした。
 

 
一方、香港、マレーシア、インドネシアでは、Facebookよりも「その他」の割合のほうが多くなっています。
 
その他のSNSは、写真共有アプリの「Instagram」や無料メッセンジャーアプリ「WhatsApp」がよく利用されているようです。また、インドネシアでは「Path」というSNSアプリも流行っています。「Path」は友達登録数の上限が150人と決められたクローズドなSNSです。インドネシアでは、オープンなFacebookを使うよりも、家族や友達などより親密な人とだけ情報を共有したいユーザーが増えているようです。
 
 
Source:Fun Japan Communications
Photo:photo AC-はむぱん
(kotobaya)

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