2014年2月21日03:54公開
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Touch IDを利用したモバイル決済、中国だけで162兆円の可能性
AppleのCEO、ティム・クック氏はTouch IDを利用してモバイル決済を行うよう取り組んでいると業績発表の場でも発言していましたが、中国人民銀行が発表した昨年の中国でのモバイル決済の金額は、およそ9兆6,400億元(約162兆1,500億円)と想像を超えた金額であることが分かりました。
中国国内で提供されているモバイル決済サービスで、一つのサービス会社が1分間に提供するトランズアクション数は25,000件にもおよびます。中国人の多くがインターネット経由で決済を行っているのですが、中国の人口が13億人とすると、アメリカの人口が3億1,700万人ですから、AppleがiPhoneで展開しようとしているモバイル決済のマーケットは非常に大きなものになります。
AppleはiTunesアカウントを利用して決済
Appleは既存のiTunesアカウントを活用して、モバイル決済を行うと考えられるのですが、これは実際のところAppleが銀行に変わってしまうことを意味しています。つまり、iTunesで支払いができることになれば、お客様は店舗でカード情報の詳細を伝える必要はなく、決済が可能になるからです。
後を絶たないカード情報流出事件
アメリカではニーマンマーカスで110万枚、ターゲットで200万枚にもおよぶカード情報の流出事件がおきましたが、iPhoneユーザーがiTunesで決済ができるようになれば、カード情報の流出の心配がない、Appleが提供する安全なモバイル決済を選ぶことになるのではないでしょうか。
参照元:9to5Mac
執 筆:リンゴバックス
著者情報
iPhone Mania編集部
iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!
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