2014年2月21日00:06公開

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やけどや火事の可能性!スマホの発熱にご注意を!国民生活センターが注意喚起

スマホの発熱にご注意を!国民生活センターが注意喚起


 
スマホの発熱や発火に関する相談が急増しているとして、国民生活センターが注意喚起を行いました。同センターは充電端子と本体の発熱について商品テストを行い、充電端子の取り扱いと、使用時に長時間肌に密着させないよう注意を呼びかけています。

スマホ普及とともに急増する発熱・焼損事例

国民生活センターによると、スマホの急速な普及に伴いスマホの発熱や焼損に関する相談が2009年度の2件から2012年度に523件と急増しています。2009年度から2013年末までの間に「充電中に充電端子が熱くなった」「バッテリーが熱くなる」などの相談が1,032件寄せられた中には、やけどした、やけどしそうになったといった情報が268件含まれています。
 
スマホ普及とともに急増する発熱・焼損事例
 
国民生活センターの発表では、メーカー別のトラブル発生件数などの情報は公開されていません。iPhone関連では、アメリカでポケットに入れていたiPhone 5cが突然出火してやけどを負った事故や、中国でiPhone 5の充電アダプターが爆発した事故、タイでiPhone 4sをサードパーティー製機器で充電中に感電死した事故などが海外で報じられています。

焼損したスマホを分解し、端子をショートさせ実験→発熱し損傷!

国民生活センターは、「購入から1カ月のスマホを就寝中に充電していて、翌朝起きたら端子部分が焼け焦げていた。」との調査依頼を受け、商品テストを行った結果を公表しています。
 
microUSB充電端子部分はケーブル側、本体側ともに焼損
 
調査の結果、microUSB充電端子部分はケーブル側、本体側ともに焼損しており、5本の端子のうち5Vの電力を供給するピンが最も激しく損傷していました。
 
充電端子内でショート状態が発生したと考えられる
 
本体の水濡れシール反応はなく、電池パックにも異常は見られず、端子内に異物の痕跡も確認できず、明確な原因の特定には至らなかったものの、充電端子内でショート状態が発生したと考えられるとのことです。
 
ショートを発生させたところ端子温度が160度まで上昇
 
また、焼損が発生したのと同機種で、端子に異物を混入させてショート状態を作り充電したところ、160度まで温度が上昇して端子が損傷しています。

火災や焼損を防ぐためにユーザーが注意すべきこと

国民生活センターは事業者団体に対策を要望するとともに、消費者へのアドバイスとして以下の注意を呼びかけています。
 
●充電端子の異物・液体付着に注意!:金属片や鉛筆の芯、液体が付いたまま充電すると、ショート状態となり発熱・焼損の危険性があります。
 
●端子に無理な力を加えない:端子に無理な力がかかる抜き差しや、接続中に力を加えると端子内の接点が変形・破損し、ショート状態となり発熱・焼損の危険性があります。
 
●異常を感じたらすぐに充電を中止!:端子部分が異常に熱くなったり、異臭がする、充電できないなどの異常を感じたら、すぐに充電を中止しましょう。

使用中に熱いと感じたら使用は中断。長時間の密着は避ける

ゲームアプリやテレビ電話などで、CPUに高い負荷のかかる状態が続くと発熱しやすくなります。熱いと感じなくても長時間肌に密着していると、低温やけどの可能性があると注意喚起されています。
 
熱いと感じたら温度が下がるまで使用を中断するほか、使用時や充電時に長時間密着させないようにしましょう。

長電話にはイヤホンやヘッドセット活用も

iPhoneで長電話する時は、付属のマイク付きイヤホンや、Bluetoothヘッドセットを使うと良いかもしれません。
 
注意事項に気を付けて、便利に楽しくiPhoneなどのスマホを使いましょう。
 
 
参照元:国民生活センター
執 筆:hato

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著者情報

iPhone Mania編集部

iPhone Mania編集部です。iPhone、MacなどApple製品が大好きな国内外のライターが集まり、2013年から記事を執筆しています。Apple製品の最新情報から使い方、お役立ち情報まで、幅広くお伝えしていきます!

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