若返り策?FacebookがWhatsAppを190億ドルで買収、MSのSkype買収の倍額!
大手ソーシャルネットワーキングサービスのFacebookが、欧米で人気の高いメッセージングサービスのWhatsAppを190億ドル(約1兆9000億円)で買収しました。ウォールストリートジャーナルによると、この買収額は2011年にマイクロソフトがSkypeを買収した85億ドルの2倍に当たります。
巨大買収により、ユーザーの「高齢化」に悩むFacebookがサービスを活性化できるのか、注目が集まります。
買収額は1兆9,000億円、マイクロソフトが買ったSkypeの倍額!
FacebookによるSkype買収額は190億ドルで、これは2012年にFacebookが写真共有アプリのInstagramを買収した10億ドルを大きく上回り、2011年にマイクロソフトがSkypeを買収した85億ドルの2倍に相当します。

WhatsApp創業者、Jan Koum氏
写真:The Wall Street Journal
WhatsAppは、2009年にサービスが開始された、欧米で人気の高いメッセージングサービスです。日本ではなじみが薄いものの、約4億5,000万人のユーザーを獲得し、その70%は毎日利用するアクティブユーザーです。ユーザー数はTwitterの約2億4,000万ユーザーをはるかに上回っています。
なお、同社は買収後も従来のサービスを継続するとのことです。
ユーザーの高年齢化に悩むFacebookの若返り策となるか?
iPhoneなどスマートフォンで利用できるSNSが多様化しています。その中でFacebookは現在、ユーザーの高齢化に悩んでいます。この傾向は、「LINE」が圧倒的な存在感を持つ日本でも例外ではありません。
ジャストシステムの調査で「無くなったら困るSNS」として選ばれたSNSはLINEが各年代で最も高く、特に10代の67%がLINEを挙げました。一方、年齢の上の世代でFacebookが選ばれており、アクティブユーザーの高年齢化がうかがえます。
日本でも幅広い人気のあるFacebookが、WhatsApp買収の効果を日本のユーザーにどう反映してくるか、楽しみです。
参照元: The Wall Street Journal
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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