最新iPhoneの影に1兆3,693億円の旧機種が眠る
最新のiPhone 5sやiPhone 5cなどに機種変更し、旧機種のiPhoneや他社のスマホなどアメリカで使用されず眠っているスマホの総額は134億ドル(約1兆3,693億円)にもおよぶことが最新のレポートで明らかになりました。
使用されずに眠っているiPhoneの価値は年々上昇
中古携帯電話の買取販売のSellCell.comが調査会社のOne Poll’sに依頼し実施した今回の調査によりますと、最新のiPhoneに機種変更したユーザーは、機種変更前の使っていないスマホ端末を引き出しの中や箱の中に仕舞いこんでいて、中古市場の相場価格に換算すると134億ドル(約1兆3,693億円)にも相当するとレポートされています。
この金額は昨年の調査での約90億ドル(約9,190億円)から約44億ドル(約4,490億円)も増えています。
機種変更前の機種を取っておくユーザーは50%
さらに今回の調査報告の概要では、携帯電話の機種変更後、変更済みの携帯電話を売らずにとっておくユーザーの割合は、1年前の55%から50%に減少しています。また、売却される中古携帯電話の価値総額は470億ドル(約4兆7,966億円)と、1年前の340億ドル(約3兆4,699億円)から大幅に伸びています。
今回、調査はオンラインで行われましたが、「古い携帯電話をどうするか」との問いに20%の人は「家族や友人にあげる」と回答しました。12%は「チャリティに寄付する」、9%は「捨てる」と答えています。また、売却したり人にあげた場合のセキュリティ上の問題が気になると答えた人はわずか18%で、昨年の23%よりも減少しています。
36%のユーザーは中古買取りサービスを知らない
アメリカ人が古い携帯を人に譲ったり売ったりせずにとっておこうとする理由については、40%の人がこの古い端末を「スペアとしてとっておく」としており、36%は「他にどうすれば良いのかわからない」、17%は「単に面倒だから」と答えています。
OnePoll の調査結果は、中古スマートフォン販売に関していえば、SellCell.comが期待するような結果ではなかったようですが、昨年Appleが、最新機種の販売促進のために機種変更プログラムを構築したことを考えると面白い結果といえそうです。SellCell.comによれば、消費者の多くは中古携帯電話の買取サービスのことを知らないため、膨大な数の携帯電話が引出しや箱のなかで眠ったままになっているのだと述べています。
参照元: Apple Insider
執 筆:リンゴバックス
iPhone Mania編集部
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