Foxconnの工場でGoogleロボットがiPhoneを組み立てる日が来るかも!
AppleのiPhoneが近い将来、Google ロボットによって生産される日がくるかもしれないとウォール・ストリート・ジャーナルが伝えています。
iPhone1台の製造に600人が必要
iPhoneのメインサプライヤーであるFoxconnの工場では、生産ラインのオートメーション化を推進するための技術的なアシストを求めており、一方Googleは電子機器の組み立てなど、これまでおもに人間の手で行われてきた製造工程に、ロボットの導入を進めていこうとしています。現在iPhone1台を作るには、およそ600人もの人手が必要だそうです。
Foxconn、ロボットによる効率化を模索
Foxconn は、昨年から元Androidの幹部であるAndy Rubin氏とともにGoogleのロボティクスのヴィジョンを実現するために動いてきましたが、最近自社工場でのロボットによる製造工程のスピードアップを図るために、FoxconnのTerry Gou会長は台北でRubin氏と新たなロボティクス技術についての会合を持ちました。
その席で、Gou会長はRubin氏の披露した新しいオートメーション技術に興奮した様子だったそうです。Rubin氏もまた、Foxconnがメカニカルエンジニアリングの分野に強いことから「Googleが技術系の企業を統合するのを手伝ってほしい」とGou会長に依頼しました。
Google、8社のロボティクス企業を買収
Googleはここ数年の間に、8社のロボティクス企業を買収しており、Androidを搭載したスマートフォンを生産することのできるロボティック・オペレーティングシステムの構築を意図していると言われています。一方でFoxconnは運営コストを削減し効率アップを図る方法を求めています。
CIMB証券のアナリスト、Wanli Wang氏は「Foxconnの工場従業員一人当たりの売上は契約サプライヤー中で最も低く、その規模の大きさを考えるとオートメーション化を推進するためにはGoogleの協力が必要です。」と語っています。
参照元: 9to5Mac
執 筆:リンゴバックス