Appleは世界179都市のシェアサイクルの貸し出し、返却拠点(シェアサイクルステーション)をマップアプリ上に表示するようにしています。対応都市で「自転車シェアリング」と検索することで付近のシェアサイクルステーションの検索が可能となっています。
日本では未対応
現在、世界179都市(176サービス)のシェアサイクルステーションがAppleのマップアプリ上で検索可能になっています。ただ日本ではまだ1カ所だけしか検索でヒットしません。ヒットするステーションはドコモのシェアサイクルなので、他のドコモ・バイクシェアのステーションが表示されてもおかしくないのですが、現時点ではマップアプリには未対応という扱いです。
今回のシェアサイクルステーションの検索は世界中で使えるようになっているため、旅行中にシェアサイクルを使いたい時などには便利かも知れません。サービス名を知らなくても日本語で「自転車シェアリング」と入力して検索すれば周辺のステーションが表示されます。シェアサイクルが気軽に、簡単に使えるようになれば旅先での行動範囲が広がることは間違いないでしょう。
Apple Payでシェアサイクル
マップアプリの検索ではステーションが表示されないのですが、東京では23区内を中心にドコモのシェアサイクルが普及しつつあります。このドコモのシェアサイクルはSuicaなどの交通系ICカードを会員証として使えるため、iPhone7/7 Plus、Apple Watch Series 2以降のApple Payに登録したSuicaでもシェアサイクルが利用可能です。
利用登録は少し面倒で、実際に決済されるのは別のクレジットカードなので純粋にApple Payを利用している訳ではないのですが、iPhoneやApple Watch内のFelicaチップを会員証として利用できるのは便利です。今後、観光客向けだけでなく日常の移動手段として大都市ではシェアサイクルの利用が広がると予想されています。その便利さをApple PayとiPhoneのマップアプリが支えることになるのかもしれません。
Source:TechCrunch
(KAZ)