iPhone 6はサファイヤに包まれケース不要に?デザイン担当役員の「悪夢」脱出なるか

Jonathan Ive氏
美しいデザインを追求するAppleは、多くのユーザーがiPhoneにケースを装着するのを苦々しい思いで見ているに違いありません。Cult of Mac によると、Appleは、傷や衝撃に強いサファイヤでiPhone 6を包み、ケースを不要にしようと考えているようです。
Appleのデザイン担当役員の悪夢「iPhone ケース」
Appleのデザイン担当上級副社長であるJonathan Ive氏にとって、エレガントなiPhoneが悪趣味なケースで覆われてしまうのは悪夢とも言える苦痛でしょう。
iPhone 5s /5c発売と同時にAppleが純正のケースを発売しましたが、これはケースを装着してもiPhoneの美しさを損ないたくないというAppleの意思表明と見られます。
しかし、多くのユーザーはiPhoneを傷から守るために市販のケースを装着しています。特にiPhone5のブラックモデルは背面に傷がつきやすいと不評でした。背面がアルミノケイ酸ガラスで覆われ、傷がつきにくく美しいiPhone 4s/4に根強いファンが多いのもうなずけます。
Appleはサファイヤでガラスも金属も包む技術特許を取得済み
最近、米アリゾナ州の工場にiPhoneのスクリーン最大2億台ぶんのサファイヤガラス製造設備を導入していますが、このサファイヤはスクリーンだけではなく、iPhone本体を包むためにも使われると考えられています。

Appleの特許技術文書より
Appleは、1mm以下の非常に薄いサファイヤの層でガラスを包む技術の特許を取得しており、高価なサファイヤを薄くして利用することで、強さと低価格を両立できると見られます。
Apple向けのサファイヤ製造を請け負うGT Advancedは最近、イオン放射技術を持つTwin Creeksを買収しており、この技術により髪の毛より薄いサファイヤ膜の形成が可能になると期待されています。なお、薄膜技術はディスプレイでのソーラー発電に利用するのではないかとの見方もあります。
Appleは他にも、サファイヤを金属に接着する技術の特許も保有しています。これらの特許から、iPhoneの全面をサファイヤで包む計画があると考えられています。
iPhone 6はサファイヤに包まれた美しいデザインで登場?
サファイヤは傷や衝撃に強いため、コインや鍵と一緒にポケットに入れていても傷がつかず、落としても割れにくい特性があります。iPhone 6はサファイヤを身にまとい、強く美しいケース不要のボディとして登場するかもしれません。
参照元:Cult of Mac
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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