iPhone一人勝ちに拍車!2013年国内携帯出荷数10%縮小の中、前年比25%の伸び
2013年1~12月の国内の携帯電話の出荷台数は3,929万台で前年比10.2%減、スマホ出荷台数は2,928万台で前年比3.7%減と、急激な拡大にブレーキがかかりました。
縮小した市場にあって、アップルは国内スマホ出荷台数の4割強を占め、ますます「iPhone一人勝ち」状態に拍車がかかっています。
iPhoneが1,277万台、前年比25%増で圧勝
2013年のメーカー別出荷台数は、アップルのiPhoneが1,277万台(前年比25.3%増)で、携帯電話トータルのシェア32.5%(前年比9.2ポイント増)で首位をキープしました。スマホでのiPhoneのシェアでは43.6%に達しました。

出典:MM総研
2位はシャープの572万台(1.4%増)シェア14.6%(1.7ポイント増)、3位はソニーの496万台(27.2%増)、シェア12.6%(3.7ポイント増)でした。4位の富士通は381万台(47.9%減)シェア9.7%(7.0ポイント減)と、2012年から出荷台数、シェアとも落ち込みました。
2013年出荷の携帯電話4台中3台がスマホ、うち4割強がiPhone!
2013年の携帯電話総出荷台数は3,929万台で前年比10.2%の減、うちスマホは2,928万台で前年比3.7%減となりました。総出荷台数のうち、スマホが74.5%に達し、前年より5.0ポイント伸びています。
2013年、国内で出荷された携帯電話のうち4台に3台はスマホ、そのうち4割強がiPhoneと、iPhoneが圧倒的な存在感を見せつけました。
国内スマホ市場は成熟期へ
MM総研では、2013年度(2013年4月~2014年3月)の出荷台数予測を下方修正し、昨年10月末の予測より250万台少ない3,710万台(前年比11.3%減)と予測を修正しています。スマホ出荷台数は2,750万台(前年比7.5%減)で、出荷比率は74.1%(前年比3.0ポイント増)とみています。
2013年の国内スマホ出荷台数は、携帯電話の減少幅より小さいとはいえ、減少に転じました。これは、スマホを買いたいと思うユーザーには一通り行き渡ったことが主な要因でしょう。
最近発表された調査結果で、ガラケーユーザーがスマホにしない理由は「月額料金が高い」がトップとなっています。
ガラケーに比べて1回線あたり利益の高いスマホへの乗り換えを促したい携帯キャリアは、新たな料金体系で顧客の取り込み競争に入る可能性もあります。最近、ソフトバンクが4月に導入予定の料金パックを発表して話題になっていますが、今後の各社の取り組みに注目していきたいと思います。
参照元:MM総研
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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