2011〜12年のiPhoneユーザー、Googleから7.5万円もらえる可能性

「You Owe U」

 
イギリスの市民団体が、Googleを相手取って、同国内の540万人のiPhoneユーザーを代表して集団訴訟を起こしています。勝訴した場合には、Googleから1人あたり500ポンド(約75,000円)を受け取れる可能性があります。

2011〜2012年、GoogleがiPhoneユーザーを追跡していた

Googleは2011年6月から2012年2月にかけて、iPhone用のSafariが禁じているcookieを、Safariのプライバシーポリシーに違反してユーザーの同意を得ることなくインストールし、ユーザーの行動を追跡して広告に使っていました。
 
アメリカの連邦取引委員会は2012年に、iPhoneユーザーのプライバシーを侵害したGoogleに対し、罰金2,250万ドル(約25億円)の支払いを命じています。
 
ちなみに、Googleが不正にユーザーのデータを取得していた当時、最新モデルのiPhoneは、2010年6月発売のiPhone4、2011年10月発売のiPhone4sです。

Googleに約4,100億円の支払い求める

イギリスの市民団体「You Owe U」は、Googleにプライバシーを侵害されたイギリスのiPhoneユーザー540万人を代表して、27億ポンド(約4,100億円)の支払いを求めて集団訴訟を起こしています。
 
当時のiPhoneユーザーがGoogleからお金を受け取るには、現段階では特に手続きは必要なく、上記の期間にApple IDとiPhoneを持っていたことが証明できれば良いとされています。
 
ただし、集団訴訟でGoogleに勝訴した場合に受け取れる金額については、メディアによって差があります。Telegraphは1人500ポンド(約75,000円)と試算する一方、The Next Webは200ポンド(約3万円)と予測しています。
 
以下は、「You Owe U」が公開した動画です。
 

 
 
Source:9to5Mac
(hato)

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