任天堂、スマホ向けアプリ開発を発表。ミニゲームで魅力を紹介

画像:任天堂
任天堂の岩田社長は、1月30日に開いた経営戦略説明会で、スマホ向けにアプリを開発し、ゲーム情報を提供する方針を発表しました。アプリ内のミニゲームでソフトに興味を喚起しダウンロード販売につなげるのがねらいで、スマホ向けゲームの有料配信ビジネスは行わない方針です。
社内の精鋭を投入しアプリ開発
先日、任天堂のスマホ戦略を日経新聞が報じた後、否定する趣旨のプレスリリースが出ましたが、30日に発表された内容は日経の報道とほぼ同一のものでした。任天堂はあくまでも自社のハードで動作するソフトでのゲーム体験提供を重視し、iPhoneやAndroidにゲームを提供するビジネスモデルには踏み込まない、との経営方針を明示しました。

写真:SankeiBiz
ゲームソフトのダウンロード販売につなげるために、アプリのミニゲーム等で魅力を伝える必要があります。任天堂の岩田社長は、アプリの開発には社内の精鋭を投入し、スマホから自社ゲームに力を入れることを強調しています。
任天堂流のビジネスモデル、成功するか?
最近は、「ドラクエ」に代表される大型ゲームタイトルが、「ファミコン」「プレステ」から移植されてヒットしています。任天堂はソフトのスマホへの移植ではなく、「3DS」「Wii」といったハードで動作するゲームソフトにこだわる方針です。
また、健康分野でソフトとハードを一体で提供する新たなサービスを2015年4月に開始する方針も示しました。ウェアラブルとは違ったもので、詳細は年内に発表予定です。
3期連続での赤字の中、株主からの要望にもあえて背き、独自路線を貫くことを決めた任天堂のビジネスモデルが成功するか、注目されます。
参照元:SankeiBiz
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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