中古車買取店が車の査定にiPad miniを導入した事例!
本日はフレックス株式会社が運営する車の買い取り専門店「アップル」で売却を希望するお客さんの車の査定に、iPad miniを導入する事で買い取り成約率が10%向上した事例について紹介していきます。
査定内容の透明化で査定額に対するユーザーの安心感が向上?!
車の買い取り専門店は、一般ユーザーから車を買い取り、買い取った車のほとんどを業者専用の自動車オークションに出品して差額を利益とするビジネスモデルを展開しています。これまで買取店がユーザーから車を買い取る時は、査定担当が車をチェックしながら用紙に状態を記入し査定額を提示していましたが、今回アップルはその査定業務にiPad miniを導入しました。
一般ユーザーの立場からすると、査定担当者が目視で確認し手書きの紙で金額を提示されると不透明な印象があり、「自分に知識が無いのをいいことに、この担当者が相場よりも安く買い取ろうとしているのではないか」という疑念が生まれてしまいます。
しかし、査定業務にiPad miniを取り入れる事でデジタルで査定項目や査定額を処理しお客さんに提示する事で不公平感を無くし納得感を与える事が出来ます。その結果アップルはユーザー買い取り成約率が最高で10%程度向上しました。
iPadを利用した店舗間情報共有で中古車販売にも成果アリ!
アップルがiPadを利用する目的は査定業務ではありません。アップルはユーザーから買い取った車を店舗に在庫として保管し、中古車販売も行っています。例えば売却を希望したきっかけが乗換希望だった場合、店舗間の在庫状況をiPad内のコンテンツで一元管理出来るようにしており、お客さんが欲しい車をすぐに提案出来る体制を整えています。
お客さんのニーズに迅速に応える事で他店で購入するリスクを減らし、中古車販売の売上向上にも効果が出ています。今回紹介したアップルのiPad mini導入は、中古車業界にありがちな「知識不足からくる不安感の払拭」、機会損失を減らす「リアルタイムな店舗間情報共有」という2点がポイントとなり、売上増に貢献した形となりました。
参照元:マイナビニュース
執 筆:chappy
iPhone Mania編集部
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