米国TIME誌の「世界を変える女性」をテーマにした10月号で、撮影された46人の女性のポートレートがすべてiPhoneで撮影されました。そうそうたる顔ぶれのモデルには政治家のヒラリー・クリントン氏やテレビ番組司会者で知られるオプラ・ウィンフリー氏などが含まれています。
選ばれたのはブラジル人のiPhone写真家
9月18日に発売となるTIME誌の表紙の撮影には、iPhoneを使ったポートレート撮影で知られる28歳のブラジル人写真家のルイーザ・ドア氏が抜擢されました。
22歳で写真撮影を始めたドア氏は2012年に初めてiPhoneを手にします。それまで重いカメラを常に持ち歩き、撮影チャンスをうかがっていた彼女ですが、iPhoneのおかげですばらしい写真をいつでもどこでも撮影可能になりました。
「iPhoneで写真を撮るとモデルが自然でいてくれる」とドア氏は語ります。「もちろんそれだけじゃなく、肝心の写真のクオリティもすごく気に入ってる」と彼女は続けます。
撮影に使用された3世代のiPhone
今回の一連の撮影では、合わせて3世代のiPhoneが使用されたといいます。最初の撮影ではiPhone5が使用され、General Motors最高経営責任者(CEO)であるメアリー・T・バッラ氏のポートレート撮影が行なわれました。
その後、iPhone6、そしてiPhone6s Plusへと切り替えられていき、TIME誌の撮影に着手している間にiPhone7が発売されたため、残りの36人の撮影はiPhone7を使って行なわれたとのことです。
iPhone以外の機材はレフ板を除いて特に使用されず、自然光を反射する程度のシンプルなセッティングで撮影が行なわれました。
気になるiPhoneのカメラ設定は?
TIME.com上でのインタビューによると、ドア氏はiPhoneでのポートレート撮影には標準のカメラアプリしか使用しないとのことです。「露出補正も自動HDRモードに任せっきり」と彼女は語ります。
Appleのティム・クックCEOも今回の撮影にはご満悦のようです。
Powerful stories, striking portraits! Bravo @TIME and Luisa Dorr #ShotoniPhone #SheIsTheFirst https://t.co/i5hS8IFgE8
— Tim Cook (@tim_cook) September 7, 2017
Source:TIME
Photo:Pexels
(lexi)