【レビュー】完全ワイヤレスイヤホン「Air by crazybaby」

Air by crazybaby asm撮影 レビュー


 
iPhoneシリーズではiPhone7/7 Plusよりイヤホン端子が廃止となり、これを機にワイヤレスイヤホンを購入した方もいるのではないでしょうか。しかしAppleが同時に発表したワイヤレスイヤホン「AirPods」は、現在もお届けまで1~2週間かかるなど、まだ容易に入手できない人気商品です。
 
クラウドファンディングサイトIndiegogoで昨年出品されたワイヤレスイヤホン「Air by crazybaby」は、目標額を大幅に上回る276万ドル(約3億円)を集めた人気製品です。AirPodsを待ちきれなかった筆者は昨年出資し、このほど届きましたので、2週間ほど使用したレビューをお届けします。
 
※この記事ではIndiegogoで支援した製品を使用しており、今後発売される製品版と異なる場合があります。

クラウドファンディングで人気の完全ワイヤレスイヤホン

「Air」の特徴は、1万円台から購入できる完全ワイヤレスのイヤホンであることだけでなく、カーボンナノチューブを採用したことで、通常のイヤホンよりも音質が劣るワイヤレスイヤホンでも高音質で楽しめることです。
 
またイヤホンをタップすると電話を受けたり、通話を切るワイヤレスイヤホンとしての基本的な機能のほか、ノイズキャンセリングシステム、IPX6の防水性能なども備えています。AirPods同様に、イヤホンを軽くタップすることでSiriやGoogleアシスタントを呼び出すこともできます。
 
稼働時間は、音楽再生であれば最長15時間、通話であれば最長20時間です。イヤホン本体の充電は、収納ケースでもあり充電も可能なチャージングカプセルを使用します。

「Air by crazybaby」同梱物

「Air」が収まっている箱は、Apple Watchのケースのような、開ける時にゆっくりと動く独特の形状のものです。箱を見ただけでは「Air」のカラーはわかりませんが、底部に同梱物のシールが貼られています。
 

 
筒型のデザインが施されたケースを開くと、Airが入ったチャージングカプセルが出てきます。
 

 
同梱物は、「Air」本体とチャージングカプセル、チャージングカプセル充電用にUSB-Cケーブル、3サイズのスポーツ用イヤーキャップ、4サイズのシリコンイヤーキャップ、簡易な説明書です。これと別に、スポーツなどで使用する際に落下を防止できるリーシュも付属します。
 

 

 
チャージカプセルは、可動部分をねじって引き出すつくりです。目印となる●と◯が示され、線を合わせることでロックできます。しかし完全ロックではなく簡易なロックのため、●と◯どちらに合わせても引っ張ると引き出せてしまいます
 

 
チャージカプセルへの充電は、上部のUSB-C端子を使用します。充電用ケーブルは同梱されていますが、15センチ程度の短いものなので、別売のものを購入するほうが良さそうです。
 

 

外観:耳にぴったりハマる、激しい運動でなければ落下しない?

チャージカプセルから引き出すと、このように「Air」が収納されています。
 

 
カプセルには単にハマっているのではなく、軽い磁力で吸い付く構造です。購入時は給電する部分にシートが貼られているので、はがして使用します。
 

 
白モデルと黒モデルを並べるとこのような感じになります。
 

 
チャージカプセルでの給電中、また音楽再生などで使用中は、「Air」が光って点滅します。白モデルは緑がかった青色、黒モデルは赤色です。チャージカプセルを充電している場合は、カプセルの先端部分がオレンジ色に点灯します。
 

 

 
実際に付けてみるとこのようになります。耳の構造にぴったりと収まるデザインで、走ったりジャンプしたりしても、まったく落ちる様子はありませんでした。スポーツなど激しい運動を行わない限りは、付属のリーシュを使用しなくても問題なさそうに感じました。
 

音質・接続状況:音は悪くないが音切れがひどい!

2週間程度、毎日30分程度装着して、屋外と屋内での接続状況や音質を検証してみました。
 
まず音質は、1万円台で販売されているワイヤレスイヤホンと同等で、特に音質が悪いとも感じませんでしたが、そこまで高音質にも感じませんでした。視聴した楽曲はクラシック音楽や現代のポップス、最近のEDMなどさまざまなジャンルを選択しましたが、高音域、特にクラシックやボーカルのある楽曲は聴きやすい印象です。
 
特筆すべきは、音切れのひどさです。屋外でも屋内でも、徒歩で移動しながら音楽を視聴していると、数分に一度は音切れが発生します。また左を向く、右を向くなどの動作、屋外で少しの段差を歩くといった際にも音切れが頻発し、ストレスなく視聴できない状態でした。何もしていなくても音切れが発生するため、快適に視聴できるとはいえません
 
一般販売の製品版ではないため、初期不良や個体差がある可能性もありますが、「Air」を支援した使用者のレビューでも、同様に音切れのひどさが挙げられています。この部分が改善しなければ、完全ワイヤレスであること以前に、イヤホンとしての性能が充分とはいえません

総評:同価格帯ならAirPodsや他製品のほうがオススメかも…

レビューの総評としては、デザインや装着感は期待していた通りの良さですが、音質は期待していたほど高音質ではなく、ワイヤレスイヤホンとしては致命的な頻発する音切れで、製品の良さを著しく損ねているといえます。
 
「Air」の価格は、Indiegogoでの早期割引適用のプランでは、製品ひとつが119ドル(約1万3,000円)、2個セットは約2万4,000円です。筆者が支援したのは超早期割引が適用された2個セットプランで、昨年11月時点では179ドル(約2万円)でした。
 
今年8月に日本のクラウドファンディングサイトMakuakeで出品されたプランでは、製品ひとつが1万6,400円、2個セットが2万9,700円で、一般販売予定価格はそれぞれ1万9,310円、3万8,620円となっています。
 
筆者は早期に支援したため1製品あたり約1万円での購入となりましたが、AppleのAirPodsが税別1万6,800円(税込み約1万8,100円)で購入できることを考えると、数か月待って入手する「Air」よりも、今なら1~2週間待って入手できるAirPodsのほうが良いかもしれません。
 
 
Source:Air by crazybaby紹介ページ(Indiegogo, Makuake), 公式サイト
(asm)

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