信頼回復は困難?iPhoneユーザーの標準地図アプリ利用率、3割と低迷
MMD研究所は、iPhoneまたはAndroidスマートフォンユーザーを対象に実施した「スマートフォンの地図アプリに関する利用実態調査」の結果を発表しました。
スマホユーザーの地図アプリ利用率は85.1%で、iPhone利用者のうち、標準地図アプリを利用しているのは30.1%にとどまり、Google Maps利用者が52.2%と過半数を占めました。一方、Androidユーザーは87.9%がGoogle Mapsを利用しており、OSを問わずGoogle Mapsの人気が目立ちました。
20歳以上のスマホユーザー556人に調査
調査は、2013年12月18日から21日にかけて、20歳以上のiPhoneまたはAndroidスマホ所有者556人を対象に、インターネット調査で実施されました。556人中、iPhoneユーザーが232人(41.7%)、Androidユーザーが324人(58.3%)でした。
地図アプリ利用者は85.1%、9割弱が満足
地図アプリの利用経験者は85.1%で、大多数のスマホユーザーが地図アプリを活用しています。よく利用する地図アプリについて、30.2%が「満足」、57.3%が「やや満足」と回答しており、合計87.5%が満足していると回答しています。
iPhoneユーザーの標準マップ利用率は3割にとどまる
iPhoneユーザーがよく利用する地図アプリは、標準のマップアプリは30.1%にとどまり、Google Mapが52.2%で過半数となりました。Androidユーザーは87.9%がAndroid標準のGoogle Mapを利用しているのとは対照的な結果となりました。
iOS 6以降iPhoneの標準地図アプリは、それまでのGoogle Mapsからアップル独自のマップアプリとなりました。当初はその精度の低さが話題になり、ユーザーからはGoogle Mapに戻してほしいとの声が多く挙がりました。その後アップルの地図アプリは精度を徐々に改善しているようですが、Google Mapsを使い続けたいユーザーは多いようです。Safariやメールとの連携がスムーズというメリットがあるだけに、アップルのマップ精度がさらに向上してほしいと願っているユーザーは多いでしょう。
今後iPhoneで提供される地図サービスに期待

左からアップル標準マップ、Google Maps、Yahoo!地図
昨年末、アップルが電子地図の企業を買収したことが明らかになっています。新iOSの機能として、地図情報を使った新しいサービスの展開を計画していると見られます。Google Mapsが機能を向上させていますし、国産アプリの強みを活かしYahoo!地図が使いやすく進化しています。地図アプリの進化が、今後のスマホ利用をさらに便利にしてくれることに期待したいですね。
参照元:MMD研究所
執 筆:hato
iPhone Mania編集部
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